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2007年6月

TITLE: 『逆転世界』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/29/2007 20:49:31
STATUS: Publish
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BODY:
『逆転世界』(クリストファー・プリースト/サンリオSF文庫)

ヘルワード・マンは、650マイルの年になった。
ギルドの見習い員になることができる。未来観測員を希望した。
都市の秘密を少しずつ知るようになる。

都市は動き続けなくてはならない。最適線にむかって。
ギルドの秘密は守られなくてはならない。
未来は北に。過去は南に。動き続ける世界。

正直、最初の頃、というか半ばすぎるまで、あまり面白いとも思えず。
読みにくい~。いろいろ、この世界のことがわからないままにただ
ヘルワードの行動を追うしかないので。
だんだん世界の秘密がわかってくるんだな、と期待しつつ。
最後の方はなかなか面白かった、かな。
すごくびっくり、でもないかなあ。

1983年刊の本。そのころ読むともっとびっくりしたり感心したりする
のかなあ。
あんまり文章が好きじゃないかも。
翻訳のせいなのかたんに相性が悪いのか(^^;
どうかなあ。

もう一冊読みはじめたところ。
どうかな~。
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TITLE: 吉野朔実劇場
AUTHOR: シキ
DATE: 06/27/2007 22:24:17
STATUS: Publish
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BODY:
『弟の家には本棚がない』
『犬は本よりも電信柱が好き』
『本を読む兄、読まぬ兄』

 いずれも 吉野朔実著 本の雑誌社

『本を読む兄、読まぬ兄』が今月の新刊でした。
わーい。と思ったところで気がついたけれども、吉野朔実劇場、私、
買ってない、読んでないのがあるみたいだー。

『犬は本よりも電信柱が好き』は新刊と一緒に注文してゲット。
『弟の家には本棚がない』は、もう品切れっぽい。ショック。
んが、アマゾンのユーズドで状態良い、となっているものを購入。
届きました。実際きれいで満足納得です。

『弟の家には本棚がない』には、『短歌パラダイス』のこととかあって、
穂村さんの登場も一番多いよーに思います。なんか。すごい。恋人募集中
だってー。きゃー。むー。これが新刊で出たときにちゃんと買っておけば~~。
とはいえ。
これが出たのは奥付によると2002年の5月。
私はまだ短歌にまっっっっっっっっっっっっっっっっっったく興味なかった
ころですね。んー。この本読んでいたら興味をもったかなあ。どうかなあ。
わからない。
今読んでいることのほうがいいのかもしれないかなあと思う。うーん。どうだろう。
『短歌パラダイス』、自分で見つけた、と思うほうがうれしいからな。

加藤治郎さんの
 もうゆりの花びんをもとにもどしてるあんな表情を見せたくせに

の歌の話で、ケンカのあとじゃなくて、セックスのあと、と、「ぼく本人知ってる
から」と解説(?)していたりして。わわ~。そ~んなこと描いてるのって
いーんですか~。と思ったり。これ、うたう に載ったやつなのかな?どーなんだろ。
なんか不思議です。

穂村さんと猫又との仲立ちは吉野さんだったのか、とか。知ってたっけ。わたし。
たぶん知らなかった。んん~。 『短歌はプロに訊け!』に書いてあったっけ。
ともあれ。
吉野朔実好きであったから穂村弘を知って、短歌にはまって、よかったなー。
吉野朔実劇場。素敵すぎます。
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TITLE: 『奇術師』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/20/2007 21:14:09
STATUS: Publish
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BODY:
『奇術師』(クリストファー・プリースト/ハヤカワ文庫)

そもそもの事の起こりは100年以上も前。
古い奇術の本を書いた、アルフレッド・ボーデン。その対立者であった
ルパート・エンジャ。
二人の手記の食い違い。違和感。
双子がいるはずだ、という強い思い。
ついに見つけたその真実。

映画『プレステージ』を見て面白かったし、原作にも興味ありーと思って
図書館で借りた。
根本的トリックは映画も同じ、か。でも、映画とは随分。いや、全然、くらい
ちがーう。
本は、大部分がそれぞれの手記、日記だったりするので、もどかしい~。
エンジャのほうのトリック、マシンも、ちょっと映画より複雑なのかな?
ボーデンとの確執も、なんかあまりたいしたことないのでは?と思ってしまった。
なんでそうこだわっているのが、よくわからない。
本当なら協力しあえる似たもの同士だったのに、という感じ?
結末は、本のほうが、なかなか壮大で面白かった。不思議さが強い、かなあ。
SFと幻想文学のはざま、ということらしい。
この原作から、あの映画、は。すごーく大胆にアレンジしているけれども
すごくよくやった!のではないでしょうか。私には映画のほうが単純で好き
かも。うーん。でもトリックを知らずに読んだら、本ももっとドキドキできた
かもしれない、かなあ。どうだろう。

解説に、映画化の予定、ってことで2006年公開予定だったそうだ。
遅れたのねー。んで、キャストがジュード・ロウと、ガイ・ピアーズだったらしい。
ええっ。ジュードくんで見たかったじゃないか!と思った。
どっちがジュードの予定だったのかなあ。やっぱエンジャのほうか?貴族さま
だもんな。
ま、でも、あの映画になるのだったら、どっちもどっちかな。
原作を読んでから映画。だったら、映画のほうが混乱してわかんなくなるかも
しれないかなあ。映画のほうが悲劇だと思う。
よくできてたなー。
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TITLE: 『ウェブ社会の思想』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/17/2007 21:16:25
STATUS: Publish
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BODY:
『ウェブ社会の思想』(鈴木謙介/NHKブックス)

<遍在する私>をどう生きるか

ウェブが社会を変える?
というテーマ、かな。いやもう、実際社会はかなり変わっていますが。
<遍在する私>とあるように、ネットの中にある<私>は、私の意志を
どこまで表しているのか、ネットの中にあらかじめ宿命として予見されて
いる<私>は 私 なのか、私をめぐる論説、です。かな?たぶん。

セキュリティ、ユビキタス、ネット民主主義の工学的民主主義と、数学的
民主主義、などなど。セカンドライフとか流行ってるーとかいうのもあり。
現在のネット状況について、が、よくわかる。
わかる、のかなあ。
なるほど、とか思いながら読了。

私はパソコン通信をやり始めたかれこれ10年ほど前からまあまあくらいの
ネット依存気味生活なので、ネットをめぐる論説に興味があって、こういう
本を見かけると読むのだけれども。
あまり最先端についていってるわけでもないので、そーかなあ、そうなんだ~
と、毎度興味深い。
そういうのって、メディア・リテラシーが高いのか低いのか。。。
セカイ系にも絶望系にも、どっちもなんだかなあと思うばかり。まあまあ
くらいはわかるけれども、共感まではできん。

社会はこれからどうなっていくのだろう。
10年の間に、物凄い速さで社会が変わっているのは実感がある。なんか
大変だよね。。。
これからもゆるーくハマって見続けたい。
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TITLE: 映画『プレステージ』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/15/2007 16:41:08
STATUS: Publish
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BODY:
映画「プレステージ」

若き奇術師。アルフレッドと、ロバート。
友人として、ライバルとして舞台の助手をしていた。
ある時、ロバートの妻でありアシスタントである女性は、水槽から
抜け出すことができず舞台上で溺死してしまう。
彼女の腕のロープを結んだのはアルフレッドだ。

トリックを、競い合い、盗みあう。
どうしてもわからないトリックの果て、勝つのはどっちだ。

デヴィッド・ボウイが出てるそうで!もう絶対見に行く~!
知らなかったけれども、予告を見ていたときから面白そうと思ってた。
『メメント』のクリストファー・ノーラン監督だそーで。
混乱系が好きなのか監督。
最初、どっちがどっちなのだ、と見分けがつかず。。私、人の顔がよく
わからない上に、二人ともよく変装してるから。。。むー。
ま、だんだん慣れた。
テスラ博士?が、ボウイですね。をおお~なんか。さすがに。老けてる?
特殊メイクなのか??それとも実際に老けたのかなあ?髪をブラウンにして
いたし、ヒゲだったし。でも目が。ボウイ、もう、60近く?超えてるくらい?
ともあれ、やっぱり一番うっとりムードを放っていたのはボウイです。
素敵だ。うううっっとり~。

で、ミステリというよりはSFなのでしょうか。不思議。
騙される!とか、トリックが全て!とかさんざん煽る予告だったけれども、
そこそこ後半になるとわかってくるけど。
緊張感全体にみなぎっていて、かなりぎゅーっとなりながら見る。
面白かったー。
見に行ってよかったです。満足☆

原作、読もうと思って、図書館にてクリストファー・プリーストの本を
借りてきた。『奇術師』『逆転世界』『ドリーム・マシン』
面白いでしょうか。めっちゃSFなのか、と、本を手にしてから気がついた。
読むの楽しみです。
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TITLE: 『私は猫ストーカー』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/13/2007 20:50:34
STATUS: Publish
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BODY:
『私は猫ストーカー』(浅生ハルミン/洋泉社)

ふらーっと町で、猫を見つけてはストーカーするって本。
エッセイ、というかなんというか。
2005年出版。なんかどっかで紹介されていたのを見て、ちょっと気になって
いた本です。図書館で発見。読んでみました。

ブログの書籍化、という感じー。
ブログの書籍化ではないんだけども。文章の感じも、なんかふらーっと
やってることも、人気ブログか?という味わいです。まあ、何が人気ブログ
なのかと自分でもまったく説明はできないけれども、なんかこう。
あくまでイメージ(^^;
基本はですますの丁寧語で、でも時々言いっぱなし。自分ツッコミあり。

雑誌リラックスの連載だったそうで、とても納得。なんかこういう感じ
だなあ。と。これもまああくまで私の勝手なイメージ的に納得。説明は
できません。

写真にセリフ的コメントがあったり。イラストも脱力で可愛いです。
なにはともあれ、猫可愛いですもん。ほにゃ~と、楽しく読みました。

猫はいいよねえ。
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TITLE: 『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/12/2007 20:29:59
STATUS: Publish
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BODY:
『小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所』(集英社)

大沢在昌      京極夏彦
石田衣良      逢坂剛
今野敏       東野圭吾
柴田よしき

日本推理作家協会監修。監修?ともあれ、こち亀連載30周年企画で、
作家たちがトリビュート小説を書きました、というもの。プロのパロディ?
初めて読むのは今野敏。他はなにかしらは読んだことがある程度。
京極夏彦のが読みたくて!買いましたとも。
古本屋を営む謎の老人。中野の。って、名前こそ出してませんが、京極堂
ですねー。関くんはさっさと亡くなってしまわれたのかー。警察の偉い人
になってるのって、誰ー。警察関連の人物はけっこう多いもんな。
木場修も無事つとめて偉くなったりしたのだろうか。
で!
財閥の長ってー。結局跡を継いだのかなあ???まあ、おにーさんは自立
してるようだし、なんだかんだでまつりあげられたのかな?
まーそんなこんなを、さらりとわずかなセリフから妄想してすっごく
楽しかったっ(^^)

他の作家さんのは、それなりに。すみません。元ネタを(こち亀じゃなく
作家のほうのキャラとか)よく知らなかったり、それほどファンでもないし
というわけで、ふーん、とさくっと読み終わりました。
そもそもこち亀のファンってわけじゃないからな。

両さんのイメージが、なんかみんな、良すぎる気はしたなあ。京極さんのは
そうでもない、つか、妖怪じみてたわけだけど。
でもまあそもそも両さんのイメージとかあんまりは私にはないので。
まいっか。
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TITLE: 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』3
AUTHOR: シキ
DATE: 06/05/2007 00:06:47
STATUS: Publish
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BODY:
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド』

一日に見に行ったのでした。
2の時は、この後続く!というところで終わっていたなーと思うものの。
始まった最初のほうは、なんかよくわかんにゃい、とか思いつつ。
どうなってたんだっけ。と思いながら見る。1を、先日テレビで見た
ところなので、小ネタはまあまあ楽しく見つけられたかも?と思う。けど
どーなんだろう。よくわかんない。

で。
もう細かいことはいいや、と、いろいろわかんないなあーと思うところは
気にしないことにして(^^;
わーい海賊映画だー!ジョニー、ヘンでかっこいい~~!オーランドも
なんかちょっと苦悩してて渋いかっこいい~~!
と、楽しむことに集中。
帆船での海戦は燃えるねっ。凄い。
うーん。あんなにガンガン壊れたハズなのにー。弾もないハズなのにー。
まあでも映画だからいっか。

東インド会社、わっるーー!イギリス、あんな極悪でいいんですかー。
まあ、極悪対自由を愛する海賊!というわけで。
たぶん実際それなりに、悪かったんだろうなあ東インド会社。

エリザベスが、ものすごく強い女になっていてびっくり。
お嬢様だったのに。海賊の魂を持つ、とかで。最初から気の強い凛々しい
お嬢様だったけれども。剣とかなんであんなに使えるのー。
まあ、映画だからいっか。
一番大活躍だったのは、ジャックでもウィルでもなく、エリザベスだったと
思う。素敵でした☆

1から全部まとめて見てみたい~。時間ってどのくらい流れている設定
なんだろうか?よくわからない。
3は、笑えるところももちろんありつつ。わりとぞくぞく人も死ぬシーンが
あったりと、ちょっと意外な感じもあり。
とても楽しませてくれて満足!でした。

あ、もちろん、エンドロールのあと、最後の最後まで見て満足です。
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TITLE: 『猫と暮らせば』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/03/2007 20:22:15
STATUS: Publish
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BODY:
『猫と暮らせば』(南里秀子/駒草出版)

キャットシッター、というのがあるそうです。
んー。
都会で一人暮らしとかしてて、にゃんこちゃんをひとりにしなくちゃいけない
不可避な事情があったりして。
という場合なら頼むのかなあ。
今んとこ、私は猫はひとりで御留守番させてるし、一泊二日程度の留守なら
何度も猫一匹にしちゃってる。
んー。
でも猫も、そうだなあ。やがて高齢になってきたりしたら一匹でおいとけない
とかになるかなあ。
でも、キャットシッター、頼めるような環境ではないなあ。

ま。
それはともかく。
猫が語って、時々、相談役的に著者、なんりさんが質問に答えてくれたり、
飼い主さんたちのあれこれ、があったり。
猫と暮らして、ほとんど自己流に猫と同居してますが。時々、こういう本を
読んで、なるほどーと思ったりして、私の悪い所は改善していきたい。
一応今んところ、むちゃくちゃ酷いことはしてないなーと一安心。
ま。
猫も私もまだわりと元気だからー。

これからお互い、高齢化の心配かな(^^;
でもたぶんにゃんこのほうが先に高齢化でよれよれしていったりしちゃうの
かなあと思う。(私が先にどうかなっちゃうかもしれないとも思うけど)
どうなるんだろうねえ。

でもずーっと精一杯、大事にするからね。
でもお互いまいぺーす(^^;それでいいよねー。
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TITLE: 『脳と仮想』
AUTHOR: シキ
DATE: 06/01/2007 08:56:51
STATUS: Publish
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BODY:
『脳と仮想』(茂木健一郎/新潮文庫)

ねえ、サンタさんていると思う?

空港でたまたま耳にした少女のおしゃべり。脳から心がどのように
うまれるのか、それは根源的な問いかけだった。

文庫化というわけで買いました。解説が中沢新一だったし♪
それにこの文庫、表紙がすごくかっこよかった。
サンタクロースの話は中沢さんの本でもあったような気がする、なー。
たぶん。
クオリア、質感、って、何?ということで。
科学で計量することのできない、仮想。質感。
でも人には心があって、心は脳からうまれると考えられて、でもそれは
実証できない現象。
論というよりはエッセイ的に読んでしまいますが。
ゲームという仮想の実感とか書かれていたり、小林秀雄の螢の話しが
あったり。
読んでとても面白かった。

今は心を数学で表すことができないけれども。
茂木さんの講演をきいたときに、質疑応答みたいなとこで、でも、人類が
数学に未熟だから表現できてないだけで、心も、世界のすべてが、数学で
表現できると思うなあ。たとえば35世紀とかになれば。と、信じてますけどね、
てな答えをしていたのを聞いた。
凄い。
その数学への信頼は一体なんなんだろうと思う。凄く素敵。

これは数学なのか科学なのか。哲学なのでは?と思ったり。
クオリア、というのは、なんか読んでるとわかるような気がするけれども、
これをどう科学にしていくのか、不思議です。

小林秀雄を、読まなくちゃいけないなー。んー。講演の録音も聞いてみたいなー。
んー。
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