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2009年2月

TITLE: 『period』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/27/2009 11:54:21
STATUS: Publish
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BODY:
『period』3 (吉野朔実/小学館 イッキコミックス)

施設は火事でなくなってしまった。
ハルとヨキは、おじさんのところで、いとこのまいらと暮らし始める。
お父さんは病院。華ちゃんは看病。
ちいさな平和と安定があった。

でも、長くは続かない。
死が、安定を壊す。

3巻もやっぱりぞくぞくする苦しさと痛み。それでもハルとヨキの、
こどものしなやかな強さがくっきりとある。
買ったのも読んだのもしばらく前だけど、ずっしりささってきて
感想書くどころではなかった。
まあ、時間おいたからって、かけるものじゃないな。

まいらも凛々しくて素敵だったなあ。
きれいな顔、一瞬で愛される。そうだ。音楽みたいに。そうだ。

お父さんが、こわくてこわくて、でもほんっと素敵で、ハマる。
こんな男最悪だろうと思うけど、ぞくぞくくる。好きになってめちゃくちゃ
にされたいな~。そして相手にもされなくて死ぬしかなくなるまで。。。。
死ぬよな。

第4部の連載開始、が、今年の秋から、みたいに帯に書いてあったけど。
ということは本が出るのはいつなんだよ。確実に来年、でしょう。。。
ま、待ち遠しい。
待ってます。
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TITLE: 『ネフスキイ』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/20/2009 19:06:04
STATUS: Publish
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BODY:
『ネフスキイ』(岡井隆/書肆山田)

2006年9月12日から、2007年8月15日までの約一年間の短歌。
毎日数首、かいていたようです。
日記のように、岡井隆の日常風景を伝えるものであり、妻との
暮らしを描くものであり、旅行に行ったり会合があったり、本を
読み、なにがしかのものを書き、眠り、起き、思う歌たち。
もちろんすべてを単純にそのまんまなんてことはなく、どれを
読んでもくらくらするほどに歌であり惚れ惚れしてしまいます。
素敵。。。
妻との暮らしが愛しく、妻を愛しているのね、と思う。
妻を詠む歌のなんと愛情にあふれていることか。素敵~~~。
それでいて決してべたついたところのない作品でうっとりです。

時にぞんざいな口語であったり、いいっぱなしであったり。
とにかく、840首ほどの歌、というから、たっぷりであり
バラエティに富んでいる。そういう配置のバランスとかも考慮
されているのでしょう。飽きずひきこまれてしまう。
付箋だらけにしてしまうしかないじゃないか。

老いのことがあったり、歌を詠むということそのものについての
歌があったり。そういうのもハッとする。
本を読みつつある、というのがモチーフとなっていくつも出てくる。
レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』は私も読みましたよ~、と思う
けど、こんな丁寧に読んでないので(とにかくただ読んだだけ)
引用されている所々を読んで、うむふむと思ったりする。
アルベルト・シュヴァイツァアは知らない。。。『ファウスト』は
まだ結局読んでない。。。読まねばなー。

好きな歌、は、いーーーーーっぱいすぎますが。全部書くわけには
いかないですね。三首だけ。

 きみを措きては親友はないはずなのに勤めゐしビルを見上げて立てり

 敵だつた男が急に崩れ去り 屍を析くメスの重たさ

 苦しければ声をあげなさいそのまま聴きとつてあげる雲雀のやうに

 (*2首目、ルビ 敵(てき) 屍(かばね) 析(ひら))
私が勝手に妄想爆走して身悶えする歌です。素敵。はー。うっとり。

 
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TITLE: 『百鬼夜行絵巻の謎』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/17/2009 12:09:18
STATUS: Publish
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BODY:
『百鬼夜行絵巻の謎』(小松和彦/集英社新書ヴィジュアル版)

百鬼ノ図。
まず飛び出してきたのは、天狗のような鳥のような妖怪。走っている。

と、絵巻がカラーでたっぷり見られてわくわくです。
国際日本文化センターが購入した、「百鬼ノ図」から、これまで謎で
あった、百鬼夜行の絵巻の成立その他の問題を見直して捉えなおして
いこう、というもの。
百鬼夜行はとりあえず妖怪とかがぞろぞろ歩いてるやつだろう、という
感じでなんとなく知ってるつもりですが。
その成立年代とかについて考えたことも調べたことももちろんないわけで、
とても面白く読みました。

つくづく、研究とは地道な作業ですねえ。
できるかぎりたくさんの百鬼夜行の絵巻を見て比べて、同じもの、違うとこ、
検証して考察して。
流れが大きく二つあります、とか。
地道な作業、だけれども、新しい見方が見えたときって、すごくわくわく
だったろうなあ、と、その興奮想像して、読みながら楽しかったです。

ともかく、カラーで、絵がたくさん見られるのがうれしい。
最後のところの、黒雲、黒い影のサタンのようなもの、迫力ある~。
ほんと、サタンって感じ。西洋も東洋も関係ないのか?祖本は中世、室町
に遡るかも、とのことで、模写年代は元禄、江戸初期あたりではないか、
てなことらしく。
悪魔、という西洋的概念ってどのくらい入ってたのかな~。江戸ならもう
十分入ってたのかなあ~。信長が魔王とかいう感じで(そんなこと言われた
のは後世か。。。)戦国にはキリスト教の宣教師きてたんだよねえ。
悪魔と妖怪とって、ありなのかしら。
とかなんとか眺めました。
買ってよかったと思う♪
本物も見たいなあ。見る機会があるといいなあ。
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TITLE: 平山夢明の本、2冊
AUTHOR: シキ
DATE: 02/12/2009 08:45:08
STATUS: Publish
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BODY:
『異常快楽殺人』(平山夢明/角川ホラー文庫)

 人体標本を作る男 エドワード・ゲイン
 殺人狂のサンタクロース アルバート・フィッシュ
 厳戒棟の特別捜査官 ヘンリー・リー・ルーカス
 ベトナム戦争は終わらない アーサー・シャウクロス
 赤い切り裂き魔 アンドレイ・チカチロ
 少年を愛した殺人ピエロ ジョン・ウェイン・ゲーシー
 人肉を主食とした美青年 ジェフリー・ダーマー

 以上7人の殺人犯について、生い立ちや犯行を丁寧に解説した本。

 なんとなく大体は知っている殺人犯たち。異常快楽な殺人たち。
 深い怨恨だとか金目当てとか、動機らしい動機があるというよりは、
殺人の快楽のための殺人。人肉喰い。狂気、か。
 生い立ちがやはり幼児虐待を受けたもの、というのが多くて、そしたら
なんで親はそんなにも異常な子育て(育ててるとは言えないか)をして
いたのか、親自身も幼児虐待だったのか、と、延々さか上っていくことに
なるのかな。
 殺したのが300人だの400人だの、凄すぎ。
 羊たちの沈黙 の、あの映画。原作も。
 あれにぞくぞくくるのは、異常ですか。どうですか。でも実行しなければ
大丈夫ですか。こんな本をじっくり読んでいていいのかとやや不安にも思う。
読むだけなら大丈夫ですか。(大丈夫だと思うけど)狂気の判定は自分では
できません。。。

『独白するユニバーサル横メルカトル』(平山夢明/光文社文庫)

 続いてこっち。
 このミスで1位とかとったみたいです。でも、ミステリ、かなあ??
 ホラー的だと思います。SF的なのもあり。
 
 短編集。お話8つ入ってます。
 『異常快楽殺人』と立て続けに読んだので、ああ、ああいう事件からの
発想だろうか、という感じがして、リアルにムカムカきます。
 容赦ない暴力。悪臭。殺人。人肉食。
 
 タイトル作は、つまり地図帳の独白による短編。そんなものがしゃべるのか
というのが面白い。
 
 あまりにも残虐であるから、突き抜けて聖なるもののような印象にもなる。
 うーん。
 でも、1位になるほど面白いのか???
 ちょっとその辺は私としては、ふーん、というところ。
 たぶん文章とかが私の好みではないのかなと思う。

 これで平山夢明は一応満足。実話的シリーズとかを読みたいとは思わない。
 なるほど~、でした。
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TITLE: 『童夢』 『AKIRA』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/09/2009 12:45:22
STATUS: Publish
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BODY:
先日の吉野さんの対談で熱く語られていて、もっかい読みたい~~と
なって、勢いで一気読み。

『童夢』(大友克洋/双葉社アクションコミックス)

団地があらゆる角度から描写されている。
どさっ、と、いう、小さな吹き出しの音が、ぞくぞくする怖さ。
出たのが1983年ですね。
もうう。
ほんっっっっっっっっっっっっっとに凄い。
なんなんだこれ。

『AKIRA』1~6巻(大友克洋/講談社)

これも。今回勢いにのって。
昔アニメ化されてたのを見たことがある。音楽が凄かった。でも
話としてはあんまりよくわかんない、という出来だったように思う。
漫画も読んだ、と思うけれど、また一気読みしてすごく満足。

やっぱり、なんなんだと凄すぎる絵。
この想像力っていったいなんなんだ。
はー。

凄いとしかいえません。。。大友克洋満喫。
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TITLE: 『狂気な作家のつくり方』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/07/2009 11:16:29
STATUS: Publish
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BODY:
『狂気な作家のつくり方』(平山夢明・吉野朔実/本の雑誌社)

作家、平山夢明と、漫画家、吉野朔実の対談。

平山夢明って作家は私はよく知らなくて、読んでないのですが、吉野さんが
こんなにも面白いって言ってるならば読もうかなあ。。。
『独白するユニバーサル横メルカトル』って、このミスで1位だったりするし
読もうか。どうしよう。まずは『異常快楽殺人』読もう。

平山さんという人はそういう怖そうな話の作家というイメージのわりに、
なんか明るく飄々とスゴイ体験とか楽しくおしゃべりする人みたいです。
吉野さんとの話があれこれ盛り上がっているようで楽しそうでうらやましい。

吉野さんの、きっちり本気のプロの漫画家としてのお話が読めたのが
うれしかった。
そんな風に漫画を描いているのか、と、改めて素敵でした。
人物一人描くのはラク、なんだそうで。机の上にカップがひとつ、とかいう
方が、きっちり描くのは難しいそうで。ちゃんと、机の上、に、カップが
あるようにするのが。いい加減に描くと机に埋まってるみたいになっちゃったり
することがあるみたい。
漫画家とか、絵を描くことに憧れたことがあるけど、そういうのってわからない
から。なんか感動。
確かに吉野さんの絵って、すごくきっちり、というか、ふわふわ透明なのに
硬質な手触りという感じで、好きなんです。いい加減にしてないんだなあ。

怖い話のとこはこわいのでもう再読したくない(^^;

映画の話もなかなかついていけないけどすき~。
漫画の話も好き~。そうか。『童夢』か。読み直したいわ。

つくづく。吉野さんの潔さとか男前っぷりに惚れ惚れです。素敵。
子供のころ怖かった、とかいうのもすごく共感。そういうのが、作品に
つながっているのだなあ。
ほんとの本気のプロっぷりに、ますます参りました。
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TITLE: 『時の基底』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/06/2009 10:39:37
STATUS: Publish
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BODY:
『時の基底』(大辻隆弘/立花書房)

98年から07年までの短歌時評集。
未来の時評55回分と、その他、というもの。
私が短歌に興味を持つようになる以前のことが大半なので、とても
面白く読んだ。
短歌界の様々を、著者がどうとりあげ、どう反応したか、ということ。
時評って、じっくり時間をかけて、というものではないようなので、
生々しく率直な文章だなあと思った。
評論的なもの、って、あんまり感情をだすものではない、と私は思って
いたので、こんなに率直でいいのかあ、とびっくり。でもそれが誠実さ
でもあるか、と思う。
穂村さんの本とか発言とかについてわりとたくさん書かれていて面白かった。
そんな風だったのかあ、と。(もちろん著者が書いていることしかわから
ないので鵜呑みにするわけではありません)
読んでいて、でも、とりあげられている元ネタというか、その、他の雑誌
や本のことがわからないのがもどかしい。いちいち原点にあたっていく
ほどの気力はなし。。。時評集を読むってこういうことかと思う。

「わたしづくり」という一文があり。
短歌を詠む<私>という主題の作り方みたいな特集に違和感を覚えるとの
ことで。キャラ化するニッポンとかそういうあたりのことか~と思う。
大辻さんはそんな<私>なんていらない、ということのようですが、じゃあ
なんで作家論を、全歌集を読んで作家そのものにせまろうとしているのかなあ
と思う。私はどっちかというと作品論のほうが好き。。。
文語についての話もあって、でも、私は文語好きだけと使いこなすことが
あまりできなくて、でも文語って異化作用ってことなんじゃ、、、と思って
しまって、そういうのってダメなのかなあと思ったり。

ネット歌人がどうこう、というのもあって、そんな感じだったのかあと読む。
題詠マラソンのことは、自分も参加したことがあるので、うんうん、と。

最近の若者の歌の痛み、みたいな話もあって、なんとなく、先日読んだ
ゼロ年代の想像力、を思い出す。すでにあきらめから出発しなくてはならない
若者たち。そりゃあバブリーな40代50代とは全然違う地平にたってるのは自明で。
たぶん大辻さんはゼロ年代とかいうサブカル的なものは嫌いなんだろうなあと
想像する。
そんなこんなをいろいろ考えて面白かった。
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TITLE: 映画 20世紀少年 第2章
AUTHOR: シキ
DATE: 02/05/2009 07:53:50
STATUS: Publish
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BODY:
昨日見に行きました。

ケンジおじさんの無実、生きてる、ということを信じつづけるカンナ。
マフィアの抗争をとめ、銃の弾丸に当たらない。スプーンは曲がる。
運命の子。最後の希望。
ともだちが支配する世界の中、脱獄したオッチョ、ひっそり
隠れ住むユキジたち。
しんよげんの書 がひらかれ、きゅうせいしゅは暗殺される。

撃たれ、死んだはずのともだちが、復活するとき、それは新たな神の
誕生だった。

えー。
私はコミック読んでないので。
キャストがマンガそっくり!とかカメラワークがマンガと同じように
こだわってる!とかいうことらしいですが、そういうことは全く
わからず。。。つまりマンガ原作大好きな人だったらもっとすごく
楽しいのかもしれません。
まだ続く!なので、今んところ、すごく面白い、というほどハマル
こともできず、完結を待つか~というところ。
つかやっぱり、原作読み込んでいったほうがいいんだろうなあ。。。
たぶんすごくいろいろすっとばしているんだろう、と想像。
話が飛び飛びって感じがする、けど、これは原作もそうなのかどうなのか
よくわからない。
演技とか音楽とか、なんかベタというか、いかにもマンガを演じてます
という感じで。。。
リアリティがない~と思う。
マンガだからいいのか?よくないかも?と、なんかやっぱり、これは
原作読んだほうがいいのかなあと思うので。。。それは映画としては
よくできてないのかも??
真面目にパロディやってます、という感じ。
そういう方向で映画化しているのか??

ともあれ、最初うっかり見ちゃったので、最後まで見ようと思います。
しかし。
この前テレビで、もうひとつの第一章、ってやってましたが、そんなの
ズルい~と思った。。。第一章もバカ頭な私はほどよく忘れてるけど
それにしても、たぶんずいぶん違う編集とか、未公開シーンとかあった
ような気がする。。。たぶん。自分が忘れてるってことが大きいのかも
しれないけど~。
テレビも映画も見よう!ホラホラ!ということなんだろうけれども、
なんかもうウザ。。。
日テレメインでやってるから仕方ないんだろうが~。
メディアミックスとかいらん。そもそも原作マンガありなのにさらに
テレビも見てねとか。。。も~。

ま、文句あるなら見るなってとこですね。はいー。
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TITLE: 『南極(人)』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/03/2009 08:29:03
STATUS: Publish
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BODY:
『南極(人)』(京極夏彦/集英社)

ギャグ小説。
赤塚不二夫とのコラボとかある。
んむ~。ご冥福をお祈りします。

ぬらりひょんの褌 は、こち亀んときに読んでる~。
やはりこれが一番面白かった。
というのは、まあ、中野の古本屋さんファンとしては仕方ないかと。
今回他のパロディにしてる作品の元ネタのほうをあまりよく知らなくて
まあ、どの程度パロディなのかよくわからず。というかたぶん全然まったく
違うんだろうなあとは思いつつ。

やっぱギャグ小説は難しいんでしょう~。
というか、私があんまり好きじゃない、のか。あんまり笑えね~。

ウニのときだっけ、そこでもちらりと中野の古本屋さんへの言及が。。。
そうだよなあ。
まだ生きていても、っていけるくらいか。。。。
と、妄想して楽しみました。
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TITLE: 映画 マンマ・ミーア!
AUTHOR: シキ
DATE: 02/02/2009 09:24:25
STATUS: Publish
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BODY:
日曜日で一日で映画の日なのね。
ということを気にしてなくて昨日行ってしまいました。。。
ちょっと並びましたが、まあそれなりにちゃんと見てきました。

映画「マンマ・ミーア!」

結婚式を明日に控えたソフィ。
母、ドナが女手一人で育ててきた可愛い一人娘。
父親はわからない。
しかし、母の昔の日記を見つけ、読んでしまった。父親の可能性が
あるのは、3人!
その3人ともに、こっそり結婚式に招待した。誰が父なのか、会えば
わかると思って。
素敵なサプライズになると思って。

というわけで、基本コメディなミュージカル♪
アバの歌をた~~~~~~~っぷり堪能して、踊って歌って
感動してハッピーになる映画♪

老若男女みんなが楽しめるって感じです。やっぱ音楽最高☆

ダイシング・クイーン の歌のとこで、なんか涙ぽろぽろに
なってしまいました。。。全然哀しいシーンとかじゃなくむしろ
とっても楽しい明るいシーンですが。
やっぱ音楽って素敵すぎると涙が出るもんなんでしょうか。
青春の歌でなんかあまりにもまぶしすぎるんでしょうか。
あれすごいいいよね。
楽しかったです。
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TITLE: 『精神科医は腹の底で何を考えているか』
AUTHOR: シキ
DATE: 02/01/2009 00:08:34
STATUS: Publish
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BODY:
『精神科医は腹の底で何を考えているか』(春日武彦/幻冬舎新書)

春日先生の本はかなり好きで、というか、吉野朔美さんの
本エッセイ漫画なんかに出てくる春日先生がかなり好きで
これもやはりつい手にとってしまいました。

精神科医とはどんな人なのか。どんなことを考えて診察しているのか。
100人のドクター、100のタイプのドクターとして紹介されている。
面白かった。

自分は実際に精神科にかかったことはないんだけど。
かかってみたいかも、という気はしないでもない。
でもそんな患者は迷惑だろうなあ。。。

精神科医として専門的知識、経験はあるけれども、一般人としての
常識があるのかどうか、いわゆる世間というものを知っているのか
どうか、心配である、不安である。というところがなんか素敵なんだけど
でも、それで患者をいかに治った、と判断し、社会復帰への道すじを
つけるか、というのが不安になる、ってことだと、責任的にもなかなか
難しい。精神科医、って、単に病気を治す、というだけじゃなくて、
患者のその後の人生に一部ながらもかかわらざるをえない、って
ことがあったりして。
難しいんだろうなあと思う。
たいへんだろうなあと思う。

精神科医といっても。別に人生の達人ではないのだ。

生きるってたいへんだよね。
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