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2006年3月

TITLE: イノセント 上下
AUTHOR: シキ
DATE: 03/31/2006 20:41:26
STATUS: Publish
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BODY:
今日は個人的勝手にお花見。まだ満開ではありません。
また見に行きたい~。満開。散り際。どこまでも。
http://to-jin.cocolog-nifty.com/
↑のブログのほうに携帯写真アップしてます。なんか想像以上にデカイ写真
になっちゃってて我ながらヘンなんですが、もーどーしよーもないんで。。。。

読了本。

『イノセント』上下(ハーラン・コーベン/講談社 ランダムハウス 文庫)

あなたの名前はマット・ハンター。
学生のころのちょっとした騒ぎで、ちょっとした事故。で。
あなたは人を殺してしまうことになる。

マットは今はパラリーガルとして働いていて、愛する妻がいて、幸せな人生という
ものを手にいれたかに思える。
ひとつの電話がかかってくるまでは。

そんなこんなで、読み出したらやめられないとまらないの一気読み本でした。
次々に事件が。次々に明らかになるが、一体何が、何が最後にわかるのか、ぐいぐい
ひっぱられました~。

なかなかモエポイントはあってそこそこ楽しみつつ。
でも誰かにものすごく思い入れするわけでもなく。
一気読み本だな~~というところ、か。
訳者あとがき、で、マイロン・ボタイラーのシリーズが次回作らしい、と書いてあって
わわ~~!と喜ぶ。ほんとかなあ。日本でいつ翻訳されて読めるようになるのかなあ。
うーん。
楽しみに待つことにしよう♪
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TITLE: 映画 ナルニア国物語
AUTHOR: シキ
DATE: 03/29/2006 22:32:55
STATUS: Publish
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BODY:
映画「ナルニア国物語」

第1章 ライオンと魔女

戦争を避けて、疎開した四人の兄弟。
大きなお屋敷のなか、かくれんぼをしようとしているときに、末っ子、
ルーシーは、衣装だんすの奥の別の世界へ行ってきたという。
誰も信じなかった。
実際にそこへ、雪の降り積もった世界へ行くまでは。

壮大でした~。
そして面白かった~!
凄いです。
んでもやっぱりちょっと物足りなくも思ってしまったり、なのはそれはやはり
ディズニーだからだろうか(^^;戦闘シーンはでも、ディズニーとしたら
かなりやってるほう、なんだろうか。
いろいろ腑に落ちないところもありで、やっぱりこれから本を読もうかしらと
楽しみになる。
ふぉ~ナルニア~アスラン~!!
って平原で始まる戦闘シーンはぐっときますね。やっぱ。泣いちゃったぜ。
魔女がかっこい~。
闘う魔女だ。強いし。素敵ーー☆!!!
しかし、ピーターに忠誠をかたる、えーと、あの、人と馬と一体になってるヒト、
いつのまにそんなにピーターにいれこんじゃってるの~。
このヘタレヤングキングのために、俺がついててやらなくちゃ!と、なにやら
使命感に燃えたんだろうか。ああ~もう、いろいろモエモエして楽しかったっ。
おにーちゃんに反抗する弟くんとか。
でも、弟くんあんまりヒドイつーかおバカつーかっ。ターキッシュ・ディライト?
だっけ、それそんなに美味しいの?
でも戦争中で。子供達。甘いものとかお菓子とか。ごはん、も、かなあ、あんまり
食べたい放題ってわけじゃなかった、ってことかなあ、と思ったり。。。。わりと
暗い背景だったりするんだよねえ。お父さんが戦争に行ってて。アスランが父、と
いうところでしょうか。それにしても、弟くんよ、ちゃんとみんなに謝れよーー!
いくらアスランが言ったからって、軍のみんなは納得してるのか???と。。。
まあ最後にはちゃんと闘ってたけどさー。
んで、王様になったのに、そこでいきなり人間界へいっちゃって大丈夫なのか??
後継者とかちゃんといたのかなあ???まあ。。。そんなこんなも原作を読めば
わかるのでしょうか。

第2章も映画化決定、とかってことみたいだから、また続きを楽しみにしよう。
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TITLE: 獅子の門 雲竜編
AUTHOR: シキ
DATE: 03/28/2006 23:26:04
STATUS: Publish
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BODY:
『獅子の門』雲竜編(夢枕獏/光文社カッパノベルズ)

最新第6弾!!
と帯に書いてあった。
まだ6冊?長く続いているよーな気がするんだけど。なかなか新刊が
でてない、とゆー。。。ヤツ、かなあ。読みつつ。誰これ?誰それ?とか
思うことしきり。
でも。
そんなことはなにもかもどーでもいいや、と思ってしまう。

圧倒的に!!面白いから!!!!!

五章あって、各章のタイトルは、宮沢賢治の詩のタイトル。

春と修羅
業の花びら
屈折率
雨ニモマケズ
無声慟哭

春と修羅 と、雨ニモマケズくらいしか知らないなあ。賢治もあんまりちゃんと
詩をまともに読んだことがないな。。。うーん。
読もう。

詩と。
格闘技。
闘いの描写がこんなにも 詩 であること。
ほんっっっとーに長年獏さんのファンであるワタシだけれども、獏さんの詩の
ところに、ようやく気づけるワタシになったのかもしれない、と、ちょっと自惚れて
みたりもする。
まあ、私にもわかるくらいにものすごい圧倒的な力であり美である世界だ、と言える。
かなあ。
闘いのことなんて実際にはなにも知らない、わからないけれども、獏さんの小説を
読み続けてきたおかげで、今回の作品を読みながらのめりこんでくらくらしてしまう。
これは、たしかに奇跡の高みの光景なんだろう。
映画の「ピンポン」でも、ファンテジックにきらめいていたけれども。
最高の相手と闘うなかでしかたどりつけない高みが、あるんだろうなあ。

獏さんは、書くことでその至高の場所をきわめたんだろうなあ。

わたしもそこへ、その場所へ。その遠くへ。その高さへ。その至高性へ。

行く。
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TITLE: キマイラ青龍変
AUTHOR: シキ
DATE: 03/27/2006 21:46:30
STATUS: Publish
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BODY:
『キマイラ青龍変』(夢枕獏/朝日ソノラマ)

白い肌。血の色をもたないような白さ。
唇だけが血の色の赤。
無表情な子どものような外見の、若き龍王院弘。
おびえたこどもだった彼を見つけ、宇名月典善は、目覚めさせたのだ。
ぞくぞくとする闘いの世界に。
いつか道ばたでくたばる世界に。

ひさしぶりのキマイラの本。ものすっごい久しぶりだよなあ。何年ぶり
なんだかわかんないよ。
外伝、というわけで、龍王院弘の宇名月典善の出会い、ですね。
そして馬垣勘十郎との闘い。
ひさしぶりにキマイラの世界での闘いを堪能しましたー。

震える。

おもしろい。

こんなに面白い。こんなにもやっぱり大好きだ。天野さんの表紙にも久々に
感激。やっぱキマイラだよねー。天野さんの絵だよねー。
外伝、ですが。はるばると、本編にも思いをはせてしまう。
こんなにも世界が、はてしなく哀しくうつくしいことを読ませてくれる物語。
キマイラ、25年書いているそうです。
私は読みはじめて23年くらい、かな。
生きてきて良かった。
この物語りを読み続けてたい。
獏さん、頼むから。ほんっっっっっとーに、切実に、なによりもお願い。
この物語りを完結させないうちに死なないでください。
書き続けて下さい。生きていてください。

思わず、こー、熱くなってしまう。というかやはり、キマイラに熱くならなく
なったら私も獏さんも終わりかな、と思うさ。目の奥も熱くなり、泣きそうに
なります。
いつか完結して。
桜の下にたたずむ久鬼さんや大鳳くんのシーンを読んで。号泣する。
待ってますよー。それまで私も死ねないな。
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TITLE: 生まれいずる者よ
AUTHOR: シキ
DATE: 03/25/2006 23:03:57
STATUS: Publish
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BODY:
本日はやや酔っぱらい中です。御機嫌♪
今日も明日もシゴトですがー。ちょっとは慣れてきた感じがして
今日も残業で残ったのは30分あまりだけ。ま、いろんなことを、明日やろうと、
放置してきた結果、ですが。。。そういう要領の見極めつくようになっただけでも
気分的にはだいぶマシ、です。
めざせ残業ゼロだぜ~~。
さてー、明日もちゃんと朝起きるよーに、気をつけろ自分~。(自己暗示~)

で。読了本。

『生まれいずる者よ』(榎田尤利/講談社X文庫ホワイトハート)

金の髪のフェンリル のサブタイトルでの二作目、かな。
フェンリルは、預言に告げられた三人のシャーマンに会うべく奔走する。
しかし、すでにグルはこの世を去っていた。
さらにその遺言を聞き伝えているはずの「読み人」、さらわれたソナムを探して、
シティへタウバとともに、潜入していく。

まだちょっと、過去の話し、かな。
サラ編のほうで、サラとフェンリルが出会っているところまで読んでいるので。
タウバが、二重人格とかって、ちょっと素敵です。ナフス、黒い人格のときが
セクシー。(でも暴力殺人すきっぽいのでアブナイんだけどー)フェンリルを
手段を選ばず、守る、ってのが素敵なんだよ~。

ユージンのエピソードは、あまりにもベタというかなんとゆーか。
ソフィアはやっぱりすてきなうつくしい花として、必要、でしょうか。
まあ、それはそれでいっかな~。
今後の展回に大いに期待、です。
どうなるかなあ。
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TITLE: 加藤治郎歌集
AUTHOR: シキ
DATE: 03/22/2006 21:35:20
STATUS: Publish
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BODY:
『加藤治郎歌集』(加藤治郎/砂子屋書房)

現代短歌文庫、というシリーズ(か?)の52番。歌集の『昏睡のパラダイス』と
『ハレアカラ』それぞれ全篇。歌論が3つ。解説も永田和宏、米川千嘉子、
島田修三の三人分。お買得気分満喫。

『ハレアカラ』は読んでいるので、『昏睡のパラダイス』でさらなる衝撃。
うへえ。
もう。
もう私なんか歌うことないじゃん。
。。。いろいろ歌集を読めばよむほどもうダメじゃーんとか思うわけですが。。。
凄いです。
あかるさもかるさも、重さもくるしさも、うつくしさもたっぷり。えろすも。
社会詠もありーの、オノマトペもありーの。
「トリッピング」というので、短歌、じゃなくてこの長いのは何?んー。
えろい歌がとてもすきです。さわやかになってるのがちょっともの足りません。
男の人の歌だな、と思うのだけども、マッチョな感じはないのですきです。
しかし難しい。。。たぶん私には読み切れていない歌がいっぱいだと思う。
うう~~~ん~~~~~。
。。。勉強します。。。

歌論は「短歌形式の現在-その死まで」
短歌形式というのがなんかわかったような気になる面白さ。最後に、穂村さんの
 手紙魔まみ のことがあって、そ、そんな問題作な歌集だったのかあれ、と、
今さらながら知ったりして面白かった。
「恋の歌、愛の歌-21世紀への贈り物」
恋の歌中心の論。白秋の さくさくと林檎の香の の歌の解釈がいろいろなんだなあ
というのもちょっと面白かった。
「第二芸術論の後に-岡井隆の現在」
第二芸術論そのものは読んだことないけど、そういうものなのか、というのでなんか
納得。いやまあ、納得しちゃってもダメかなあ。一度はちゃんと読んでみるべきか。。。
岡井隆のかっこよさにシビレます。でも私、前衛短歌運動とかもよく知らないし。。。
うー。ついていけない。。。勉強します。。。
歌論も面白くてよかった~。短歌のことで面白い評論とかいっぱい読みたいんだけど
なかなか見つけられない。。。

とてもうつくしくて好きだった歌。『昏睡パラダイス』より

祈りの手とかれるように蝶の翅しずかにひらく朝光のなか

洋梨は不思議なかたち きみの詩はふしぎな音色 わたしはふあん

四重の人格のそのひとり来てこんなかたちの唇ったら

あなたは病んだ電話機でありさっきから手を洗う音みずをはくおと

ぼくを虚ろな椅子にしたのは暗がりにまだゆれやまぬ百合の花束
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TITLE: 美術館へ行った
AUTHOR: シキ
DATE: 03/19/2006 23:32:00
STATUS: Publish
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BODY:
昨日は、美術館へ行きました。
「ダリの宇宙とシュルレアリスムの巨匠展」
ダリのがいっぱいあるらしい~♪よろこんで見に行きました。
<ヴィーナスの夢>という、あの時計のくんにゃりした、燃えるキリンのいる
絵が、思っていたよりもずーーーーっとでっかいことにびっくり。
えーと、なんかの背景だかなんだかとしての作品だったとか。。。(忘れたなー)
こんな絵が背景になる?この絵の前で一体なにをどーしろというのだ。
ありんこがいっぱい。
信じられないほとの緻密さと、しんじられないぐんにゃり具合がすてきでした。

シュルレアリスムの巨匠たち、の作品?もたくさんでした。
ベルメールの人形の写真もコーナーに区切られてあった。
これは小さいの。淫らで神聖ですてき。禁断、だよねー。さすが。

シュルレアリズムのことはなんとなくぼんやりとしか知らないので。。。たぶん
もっとよく知っていたらもっと楽しいのかもかも。
でもさすが巨匠~。名前くらいは知っているって人の作品ばかりで、ミーハーな
私は大満足。
しかし、さすがに人が多くて、んむー、邪魔邪魔、とか思いつつ。
まあでもそんなわたしも誰かにとっては邪魔邪魔。
これ欲しい、とか思う絵はでも誰にも邪魔されないでみてみたいものです。

そのあと気になっていたカフェでお茶。
かなーりいろいろおしゃべりをして楽しかった。雨の午後だったけれども
充実の一日でした。
夜は歌会があったし。
いい土曜日でした。
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TITLE: にょっ記
AUTHOR: シキ
DATE: 03/16/2006 23:00:10
STATUS: Publish
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BODY:
『にょっ記』(穂村弘/文藝春秋)

イラストがフジモトマサル、という人。とてもイイ。うーん。なんか。
カワウソ?
カワウソくん??中の人~??
と、そんな連想をしてしまうのでした。
『にょっ記』とか穂村弘、とかのタイトル文字とかで、0123とか、♪?みたく
なっているの。とてもとても装丁にこっているな~と思いました。箱、じゃなくて、
これはなんていうのか。。。えーと、まあ、箱じゃないけど、ハードなカバーに
入っていて、本自体はソフトカバーなのですね。
ん~。
とても素敵です。
しかしいきなり、献辞を見てしまい萎え。。。まあ、人のシアワセというか
なんというか、にショックを受けるのはもうヤなんだけども、まあどういうわけで
こうしているのかはわたしにはもちろん当然関係ないのに勝手にショックを受けて
いるワタシってもー、イタイ人。。。ダメダメだなあ。まあ。どーでもいいよなあ。

中の日付けも、月や日は活字で、日付けの数字はえんぴつ書きの手書きっぽくて
そもそも活字自体もなんかすてきにみえる。
内容はほむらさんが考えていること、みたいなこと?
シュールだったりとてつもなくバカみたいだったりポエジーだったりふーん、だったり
いろいろです。
さらさらと読めてしまう。
とても面白い。
やっぱ絵がすごくイイ。
いいなー。

サイン会があるそうで。
んんん~~。いいないいな~~~。行きたい~~。
行けないけど。
行かないけど。
ねー。
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TITLE: 与謝野晶子歌集
AUTHOR: シキ
DATE: 03/16/2006 00:08:48
STATUS: Publish
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BODY:
『与謝野晶子歌集』(与謝野晶子/岩波文庫)

自選、です。
最後の『白桜集』からのみ、馬場あき子選。
27の歌集から選ばれた短歌。
晩年の自選、ということで、初期の歌については、自分でもうイヤになっている、
ということらしく、とっている歌は中期、後期の歌集からが圧倒的に多い。
それでも、今でも有名で教科書にのっててみんなが知ってるってのは、
デビューの『みだれ髪』とかなんだよね。
デビュー作って、ものすごく重要なんだなあ。それがインパクトのあるデビュー
であればあるほど、後からそれを乗り越えるのが難しくなるものなんだろうか。
それは昔も今も変わらないねえ。
というか、与謝野晶子ってすごく昔の人とかいう思い込みだったのですが(^^;
昭和17年に没、なんですね。この自選集を出したのが昭和13年か。
歌を作りはじめたのが明治30年で二十歳ごろ、と書いてありましたが。
大正が短かったからかー。昭和の人でもあったわけか。。。
と、そんなことを今さら知ったりしたのでした。
こんなにいっぱい歌集だしてたのか、とか、こんなにずっと、ずうっと歌を詠んで
いたのか、とか。すごいなー。
歌集の表紙が小さく載っていたんだけども、どの歌集もすごく素敵だ。いいなあ。

読んで、やっぱり馴染みがあるせいか、初期の歌のほうが面白かったです。
ごめんね晶子。
若い娘である、という価値をこんなにも圧倒的に見せつける凄さ。
翻弄されたい。あなたの下僕にしてー女王さま~、という気がしました。

そんで、最晩年、あたりが、夫亡きあとの挽歌、なのか。寂しい、ひとりになって
寂しい、というのが切ない純愛めいていてまたうっとりものの素敵さでした。
んー。やっぱ恋歌が好きだなあ。
どっか出かけていって遊んだとかいう、叙景の歌?のよさとかちょっと私には
読めないところだなあ。。。勉強します。。。

付箋はいっぱいはりましたがうーんと、なかなか多すぎて選べないなあ。。。

 君知らで終わりぬかかる悲みもかかる涙もかかる寒さも

こういう歌を詠むおばあさんになりたいです。
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TITLE: ジーヴズの事件簿
AUTHOR: シキ
DATE: 03/13/2006 20:46:27
STATUS: Publish
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BODY:
寒いです。
ん~。この冬最後の寒さでありますように~。

『ジーヴズの事件簿』(P・G・ウッドハウス/文藝春秋)

P・G・ウッドハウス選集1
となっています。3まで出るのかな?
世界中にメンバーがいるらしい、ウッドハウス協会、なんてのがあるそうで。
1881~1975、94歳で没するまで74年間にわたって作品を生み出したウッドハウス
という作家のことを、私は知りませんでした。
この本が、執事ものらしい、とネットで知って、読んでみようかな~と思った次第。
あとがきなんかで、今までにも翻訳はいくつかあったようですが、今はもうないの
かな。いなせな訳のものも読んでみたい気はしないでもない。
でも、やっぱ、こういうので読んでよかったなあ。
イギリスですね~。なんて素敵(^^)!!

短編集です。
でも連作で長編といってもいいかもしれないようなつくりになっています。
ウースター一族の気楽な独身貴族、バーディは、どうにもダメダメくんで、お人好しで
流されやすい。確固たる意志ってものがない。
従僕ジーヴズは、完璧な従僕で、常に若さまのために快適な生活を整え、尽くす。
若さまのために、とはいえ、ちょっぴり抜け目なく自分のためにも立ち回る。

とっても面白かった(^^)

事件といっても、バーディの友達のめちゃめちゃ惚れっぽいビンゴがまきおこす
ドタバタだったり、バーディのためによかれと結婚やらなんやらを強制しようと
する強烈なアガサ叔母さんから逃れねば!とかだったりというもの。
面白い(^^)
飄々とした味わいです。すっごく強烈に面白いっっっ!というものじゃなくて、
お気に入りとしてこの作品たちを知っておいてよかったな~と満足できるものです。
英国ですね~。
うん。英国だけども、どこにもない英国。完全なる創作物としての天国的世界です。
素敵だな~。
しかしジーヴズが一番の悪人なんじゃないのか??(^^)
満足の一冊でした。
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TITLE: 楽語・すばる寄席
AUTHOR: シキ
DATE: 03/08/2006 23:19:00
STATUS: Publish
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BODY:
『楽語・すばる寄席』(夢枕獏 SWA5人衆/集英社)

落語、ではなく、楽語。
SWAは、創作話芸アソシエーション、だそうです。
林家彦いち、三遊亭白鳥、神田山陽、春風亭昇太、柳家喬太郎、の五人。
(ちなみに背番号順、だって)
私がすぐわかるのは、神田山陽さん。にほんごであそぼ、だ~。
さんようさん、よう!だ~。
春風亭昇太さんは、ドラマの「タイガー&ドラゴン」に出てた人だって。
あーあの真面目な兄弟子さん、かな。
さんようさんが、講談師、だそうで、落語ってくくりにすると違うんで、
話芸、の、集団。なんかすごく、いい。

獏さんが、この面々のために、楽語、を書き下ろしたのと、メンバのそれぞれ
が新作書き下ろし、したのがこの本一冊にまとまっていて。
対談、つーか、みんなでわいわいしゃべってるのもあって。
すごく面白いっ!
なんというかもう、まいど馬鹿馬鹿しいお話で、って感じなんだけれども、
これ、話で聞きたいなあとすごく思う。
落語、聞きにいきたいな~。
寄席にいきたいな~。
そういう気持ちをむらむらとかきたててくれる本でした。
もー。こまるなー。行けないのにぃ。

こういう集団があるのを、私は知らなかったんだけれども。
やっぱ伝統とかそういう中でも新しい動きというのはどんどん出てきているんだな
というのが素敵です。
伝統をないがしろにするんではなくて。古典とかもしっかり重要だってわかってて、
なおかつ新作で勝負もかけたい、って、強さ。
そして、みんな本気で面白くて本気で好きでやってるんだな~というのが伝わって
きて、うれしい。すてきだ。
本気で遊ぶよ。
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TITLE: 全人類が老いた夜
AUTHOR: シキ
DATE: 03/08/2006 01:08:57
STATUS: Publish
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BODY:
そういえば短歌を詠まねばならぬ。
うー。
個人的移動騒ぎでこの二日、精神的ダメージ疲労困憊(肉体労働としてもわりかし
キツイけどー)なんだなー。
ま。それはそれ。
短歌は短歌。

読了してました。
『全人類が老いた夜』(石井辰彦/書肆山田)

朗読する歌人たち、という、朝日カルチャーであった朗読の作品がメインの
歌集。
文字テキストとして初出の作品もあるようですが。

読点、()、……、ダッシュなんかもいっぱいで、!、?いっぱいで
旧かなで、ルビもいっぱいで。
なんとう大袈裟な世界の構築。
光源氏とか、中上健次とかがテーマだったりする一連とか、すっごいです。

さすが朗読のテキスト、朗読の演じている声がきこえてくるような作品
でした。すごい。

そんで、めっちゃゲイテイストあふれてますね~。ステキ。

好きだった歌。

雲隠 光源氏のための挽歌 より

 冷酷な男の仕打ち。並びなき御位を得、と、ただ、聞く、ばかり……

   *ルビ 得(う)

兄貴、とほんたうは……  中上健次没後十年の夏、新宿のとある酒場で より

 夏なのに!なんたる落葉!あの方が去られてからはずつとかうだが……
  
   *ルビ 落葉(おちば)

七つの大罪の自画像 より
 嫉妬の罪の自画像 より

 人類も滅べばいいさ!運命の寵児で(ぼくが)ないのだつたら……
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TITLE: 休日
AUTHOR: シキ
DATE: 03/04/2006 19:46:26
STATUS: Publish
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BODY:
坂出へ行きました。
四谷シモンの人形を見に。会いに、かなあ。
あまりにもうっっとりものなので、二回目にもかかわらず、扉をあけるときに
息をとめてしまう。どきどきする。
天使たちのたたずむ部屋に、いつまでもいつまでも共に朽ち果てるまでいたい。

しかしそういうわけにもいかないので、貸しきり状態を楽しみつつ
のんびりさせてもらいました。
朝いちから待ってたらどうぞーっていれてくれたり、とてもフレンドリーに
案内してもらったり、すごくすごく、今日出かけてよかったな~という感動の
一日でした。
よく晴れた一日。電車にゆられて日ざしをあびて、うーん。ちょっと前向きに
なれるパワーがきたかも。

おともだちに案内してもらって、美味しいうどんも食べて大満足!
かわいいカフェで美味しいわっふる食べて大満足!
そんで短歌の話しをいっぱいしていろいろ考えたりがんばろーと思ったり。

職場移動を言われたのが2日の夜。6日、あさってには移動さ。
あまりに突然であまりにヒドイ、と思ってすごーく落ちていましたが、まあ
しょーがないなあ。
人生をがんばろーか。
とかちょっと前向きになろうかなと。
いい休日をすごしてこころがすこしはクリアになったかもしれない。

シゴトが始まると、あわわわわわとパニックになるだろうなあとか思うし
やっぱ暗くなるだろうなあとか思うけど、まあそれは想定内ってことにしとく。

また行こう。
人形はそこにいる。
世界に美はある。
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TITLE: 映画 「プロミス 無極」
AUTHOR: シキ
DATE: 03/01/2006 20:42:41
STATUS: Publish
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BODY:
映画「プロミス 無極」

神と人とがともにいた時代。
戦乱のあとの荒野をさまよう幼い貧しい少女、傾城はひとつの約束を神と交わす。
あなたは世界のすべてを手にするでしょう。けれどひきかえに、真実の愛は決して
得られない。それでもいいですか?
それから二十年。
美しく成長した傾城は、王妃としてすべての男に愛をささげられる身となった。
しかし、自らの愛に気がついても、その愛を、えることはかなわない。
運命は、変えられるのか。

チェン・カイコー監督だ~。
とはいえ、あまり期待はしてはいけない、と思いつつ見に行きました。
真田さんが主演キャストのひとり、大将軍光明として出ていました。かっこい~!
華鎧の主ですよ。すてき~。
しかし、戦闘してたのは最初の少しだけ。しかもあんな戦闘、ありえんやろー。
ほんとに強いのか?大将軍?
でもまあ、ほんとの主役は、チャンドンゴンなんでしょうか。
奴隷でありながらも、超人。ありえない足の速さです(^^;ま。えーと。
神々の時代でもありー。おとぎ話というかファンタジーってとこでしょうか。

衣装とか映像がとってもきれいでうっとりもの。
で!
ニコラス・ツェーが!!侯爵さま~~~~!!!!かっこいいい~~~~!!!
すごくかっこよかった~。き、きれいっ。
彼は白がイメージカラーつーかテーマカラーですね。羽根飾りがとてつもなく
お似合いでしたっ。もう~。あの美麗な衣装の数々はまさに彼のために!!!
しかもなんだかんだで侯爵さまが一番強いんじゃないだろーか。奴隷くんは
雪国の人、とかって、なんかもともとニンゲン離れしてるっぽいし。侯爵さまは
とくに変わった人間ってわけじゃなさそうで。
傾城の美貌に惑わされないのも、そりゃあ侯爵さまが一番うつくしいんだものっ。
悪でねー。あー。悪なのも素敵。最高。悪い人が好き。うっとり。

ま、最後の最後で、みんななんか可哀想ってことになっちゃいましたが。だから
侯爵さまのことも最後にそんなつながりはいらん、とか個人的には思ったりだった
けれども(^^;悪い人のままでいてほしかったな~。
ニコラスさまに満足!の映画でした。あ、もちろん真田さんにも。やっぱり
男前で強くてたくましくて、でも翻弄される男、で、やっぱ受けっぽい。。。と
思ったです。おんぶされてにっこりしてんじゃないよっ!もう~。
すきすき。素敵でしたっ。
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