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2006年4月

TITLE: 萬斎でござる
AUTHOR: シキ
DATE: 04/28/2006 22:26:06
STATUS: Publish
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BODY:
『萬斎でござる』(野村萬斎/朝日文庫)

このあたりの者でござる。

極個人的萬斎熱狂中につき、この本を読みながら身悶えせんばかりに
メロメロでした~。かっこいい~。素敵~(☆。☆)!!

モノクロながら、ちびっこ萬斎さまの写真があったり、17歳とか20歳とか
わかかりし日の写真もあったり、素晴らしい~ !
初舞台が三歳だそうで。
歌舞伎役者さんなんかもですが、こういう伝統芸能の世界の人というのは
生まれた時からエリート教育というか鍛えられているんだよねえ。
もちろん、そういうのがヤダとか、ちょっと普通じゃないみたい、と小学生
くらいから気付くそーですが、そういう中で、自分はどう生きるか、という
選択を考えていくわけで。
大学を芸大に決めた、という時から本気でプロになっていったそうです。
入試の実技テストは彼が幼稚園のころあたりにならったようなこと、だったり
するそうで、やはりそれはもうスタートが全然他の人間とは違うわけで。
先生がおとーさんだったり叔父さんだったりするそーで。
そういう人にすでに十数年仕込まれてきた萬斎、ってのは。もーもちろん
ずば抜けた芸の人として生きてくれなくちゃこまる。というか期待以上に
彼は凄いことしてきているのだろうなあ~と。
ご本人が書いている本なので、他からの評価がどーだったのかとかあまり
たくさんは触れていないけれども、まあもちろん人気実力兼ね備えているのは
間違いないですよね~。

文章が丁寧でやっぱり上品だな~と思うし。
自分の事だけど僕はどっちかというと太陽です、みたいなのさらっと書いて
あったりして、きゃーもーやっぱり素敵っ。本気であなたは太陽だっ、と思った。
恵まれていた、とも書いていますし、もちろん努力精進しているということも
わかる。ほんっっとに素敵で凄いー。
狂言と現代劇とのバイリンガルになりたい、とのこと。その自負が凄い。
かっこいい~。
今、にほんごであそぼとか、この前の芸能花舞台見たりしたあとだったりで
狂言の解説、入門というのもわかりやすく読めてすごく面白かった。
一応一度は見たことがあるし。また見に行くのがますます楽しみ~☆
ああそして、能楽堂へ、行きたい~。行く。行くぞいつか。
どんどん萬斎さまにのせられていってる気がする。うれしい。どんどんのせ
られるぞ~(^^)楽しい(^^)
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TITLE: 映画 V フォー・ヴェンデッタ
AUTHOR: シキ
DATE: 04/26/2006 17:20:34
STATUS: Publish
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BODY:
映画「V フォーヴェンデッタ」

近未来。
イギリス国民にもとめられているのは政府への絶対服従。
自警団が街をとりしきり、外出の規制、盗聴、監視カメラ、地下鉄の廃止、
あらゆる規制で人々は管理されていた。
11月5日。
未来は、世界は、変えられるのか。

マトリックスのクリエイターによる映画、とかいう宣伝とか、ナタリー・ポートマン
が見たい~とかいうので、見に行きました。
面白かった、かな。
期待が大きかったかも、と、見終わって思いました(^^;
ナタリーはさすがきれいで熱演、で、それは満足~♪したので、ま、見に行っておいて
よかったなとは思うけど。
原作はアメコミ?
悪い意味でマンガっぽいな~と、感じさせられ。。。。うすっぺらい。
アクションとかもっとあるのかな~と思っていたのだけども、それはもの足りず。
革命、って感じでもっとじゃあ政治とか政府とかどろどろ描かれてるかというと
やっぱ、そーでもなく。
V誕生の秘密、とゆーか、ちょっと超人っぽいみたいな感じらしいんだけども
そのへんもあんましよくわからず。。。
なにかにつけて、中途半端にもの足りなさばかりが残ってしまう感じ~。
あの警視とかかなりいい感じだったなーとは思うんですが。
まあやっぱ、二時間ちょっとの映画で、革命がなってしまうなんてのは描ききれない
でしょうかねー。んー。それならそれでもっとガガっと展開を早くしてアクションとか
派手に見せて欲しーとか思うし。あるいはもっとその政治状況とかに焦点しぼって
かっつり演技見せてほしーとか思うし。
それに、V、あんた無責任じゃーん。自分は復讐果たして死んでいくのはいーんだろうが、
後の世代に託したいって、そんな決断イヴィーにさせるなんて~!ヒドイと思ったぜ。
それに、革命ってのは、事を起こした後のほうがものすごくタイヘンなんじゃんかー。
そりゃあ、「明日から世界は変わる」って、変わるかもしれないけど、それは。
いいほうに?
悪いほうに?
世界はいつも悪い方に変わってきた、って、劇中でも言っていたじゃないか。
それ放り出して、V、死んでしまうなんてなー。ま。映画に怒っても仕方
ないですが。まんがだし。原作はもう少しは濃厚なんだろうか。

明日から、自分で考える世界になるのだろう。

ラストの議事堂爆発のシーンは、チャイコフスキーだっけ?もっとガンガン鳴らして~。
そんなこんなの、いまいちものたりない感じでしたー。
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TITLE: フリッカー式
AUTHOR: シキ
DATE: 04/23/2006 22:18:42
STATUS: Publish
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BODY:
『フリッカー式』鏡公彦にうってつけの殺人(佐藤友哉/講談社ノベルズ)

僕の幸福な最後の記憶。
夏。
朝、妹に起こされて、幼馴染みの女の子が訪ねてきて。
妹は明るく元気で可愛くて。
その翌週、妹が自殺した、という知らせが、きた。
そんなバカな!
信じられない僕のところに、突然男がやってくる。実は妹がレイプされたのだ
という証拠のビデオをもってきたのだ。
僕は、復讐を始める。

えーと。
鏡家サーガとかいうことになってるのでしょうか。
これがデビュー作ですね。
なんか、すごく若い作家で話題、だったのかも。お兄ちゃーん、という人むけ
の作品、らしい(^^;
そーですか。
そーなんですかね~。
えーと。
そんなにモエ系でもない感じ。2001年の作品、だから、5年前?当時としては
斬新だったのかなあ。
いろいろ、オタク的要素がちりばめられていますが、わかるのもあり、わかんない
のもあり。つか、わかんないことのほうが多くて、わかりすぎなくてよかった、と
自分にちょっと安心したり(^^;

話がすべて終わってはいない、とか、いきなりこの話しの前、とか、後、とか
あるんだなあという感じがすごい、のかなあ?
面白かったけども、やはり私が、すっごくおもしろーい!大好き~!ってもの
じゃない。そもそものターゲットの外だもんね私。なので、マーケティングと
しては王道いってるのかも?
さいきんのわかいもんにはついていけないやねえ、と思いつつ、ま、ついていか
なくてもいいでしょ、と思ったり。ついてこられたくもないだろう(^^;
でも、予想よりは面白かったか、というところです。
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TITLE: 萬斎まんさい まちがいの狂言
AUTHOR: シキ
DATE: 04/21/2006 20:40:20
STATUS: Publish
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BODY:
この頃萬斎熱がまた高まってきている。6月にほんもの見に行くもん!だし。
にほんごであそぼ の、法螺侍 がすごーくいい!と感激したり、先日のNHKで見た
二人三番叟 というのがまたすっごく素敵で。(芸能花舞台 という番組。再放送
あるみたいなのでまた見たいな~)

で。衝動買い。DVDの、にほんごであそぼ の、「萬斎まんさい」
ややこしや~ややこしや~ から、汚れつちまつた悲しみに とかとか、まんさいさま
のコーナー集めてるやつ。わらべうたとか、擬音アニメもあり。
2004年に出たものなので、このごろのは入ってないよねー。また出ないかなあ。
ボーナストラックで、山陽の痛快にほんご劇場で浦島太郎もあり。そーいや痛快にほんご
劇場ってあったなあ。今はことばさがしの旅!になってる。こどもさんよう!とか。
ま、そんなこんなで、まんさいさまを堪能~~~。すごく面白い。
DVDなんてめっっったに見ないくせに、、、と自分でも思いつつ、やっぱりつい欲望に
負けてしまいました。。。うーん。

で。
『まちがいの狂言』(高橋康也/白水社)
読みました。
「まちがいの狂言」と「法螺侍」の台本。
作品解説と上演記録もあり。舞台写真もそこそこあって、うーん。これも買いたい、
とか思ったりしつつ。。(とりあえず図書館で見つけたので借りてきたのでした)
シェイクスピアの翻案なんですね。
ややこしや も、法螺侍 も、にほんごであそぼ でみているので、はやしことば
のところが脳内できこえてくる見えてくるで、かなり面白い。
セリフまわしもきこえる感じで、すごく面白い。
ややこしやの、あの顔ナシみたいな黒装束のヤツラ、武悪の面ってゆーのか。
ややこし隊とかいうらしい。か、かわいいじゃないか~。
あ~~これもでもやっぱり萬斎さまが演じてるのを見てみたいよう~。見たい~。
あー。うー。
DVD買う?買う??ううーん。めったに、というかたぶん一回しか見ないくせに。。。
か、買おうかなあ。。。うう~~~ん~~~~。

先日読んだ宮沢章夫の演劇のはなしもあわせ考えてみたりして。
狂言は、近代演劇とは違うけれども、ひとりの役者萬斎は、その両方をひとりの中で
鍛え上げていってるんじゃないかなあ。
太郎冠者とか、主人とか、役名はあれどもあくまで「役」なんだけど。でも今観客は
近代、現代に生きるわたしたち。(演者もだけど)伝統芸能と現代。
凄い。
面白い。
もっと見たい見たい。
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TITLE: 演劇は道具だ
AUTHOR: シキ
DATE: 04/17/2006 22:45:37
STATUS: Publish
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BODY:
『演劇は道具だ』(宮沢章夫/理論社)

よりみちパン!セ
というシリーズの一冊。児童書というかヤングアダルトというか、
小学校中学年以上から、あたり向けのシリーズ。かなり面白いラインナップ
で好きですが、実際買ってみたのはこれが初めて。宮沢章夫さんの演劇論~。

演劇はとても怖いものです。
あなたの目の前にある舞台の上で、人が笑ったり死んだり踊ったり火を吹き出したり
するかもしれません。
大きな声をあげる人を見るのが何故おもしろいんだろう。
演劇は怖い。けれど魅力がある。
人は何故演劇を見るのだろう。
やるのだろう。
演劇にひつようなのは、ひとのからだです。かたいからだ。つよいからだ。
何もない空間でも。そこに人がいて見るひとがいる。
ただ見ることの。ただ立つことの。
この意味はなんだろう。

さすがに宮沢さんの文章なので、やっぱりとってもヘンで面白くて可笑しくて、
イヤだな踊る自己紹介は。。。とかニヤニヤしてしまーう。
そしてすごくいい。
すごくいいんです。
演劇について考えることは、じぶんとひととの距離について考えることなんだなあ
と思った。

建築と演劇がこんなに通じ合うとか。
それはつまり世の中とか社会とかとつながるんだなとか。
うたがうことです、とか。

どうしよう、と思うね。
日常のなにげなさを疑うことを。でも、うたがわずにいくほうが無難です、とも
書かれていて、あーそーれはそうなんですが、と思う。
でも、うたがうこと。立つこと。見ること。
演劇を。
それがとても魅力的ですてきだという扉を示されているから。
自分もすこーしだけ演劇の実践経験があるので、その魅力にますますひきつけ
られます。
無難なほうに、いきますか?
私は、どうするか、ね。
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TITLE: 好き好き大好き超愛してる。
AUTHOR: シキ
DATE: 04/15/2006 22:10:59
STATUS: Publish
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BODY:
『好き好き大好き超愛してる。』(舞城王太郎/講談社)

好き好き大好き超愛してる。

愛は祈りだ。
僕は祈る。
大好きな女の子が死ぬときに、僕はどうするか、死んだあとに、僕はどうるすか。
と。
そんなお話。

ドリルホール・イン・マイ・ブレイン

プラスドライバーを頭に突き刺された。
僕の頭に。俺の頭に。
僕は、誰だ。僕は、世界を救う少年。僕の頭には穴があって。
あかな、という、ユニコーンの角を持つ少女と、頭の穴でセックスをする。
性器を使ったセックスをしようか、ともちかけられても、僕は僕のことしか
考えてなくてそっちはなんだかなーという感じ。
僕は、俺は、どっちだ。
頭に、刺せ。
刺すんだ。

と、そんな話。イラストギャラリーもあって、なかなか強烈なイラストでした。

愛は祈りだ。

ざくっとそんないきなり直球でこられてもー。と思いつつ、ぐさっと感動してしまった。
やっぱりよくわかんないし、あんまりついていけねえな、と思うんだけど。
愛だろっ愛っ。
というのが正直めろめろによかった。

ところで、これ、一冊の本ではありつつ、二つの話し(とイラストのところ)と
紙を変えてるし、活字も変えてるし、行間とかも変えてる。
紙面の見た目にこだわる、ってのは京極夏彦が始めたこだわりなんだろうかー。
このこだわり、舞城本人の意向なのか、編集の意向なのか。。。ともあれ、
そんなこんなもそれなりに楽しみました。
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TITLE: グラスホッパー
AUTHOR: シキ
DATE: 04/14/2006 23:30:44
STATUS: Publish
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BODY:
『グラスホッパー』(伊坂幸太郎/角川書店)

人間はほ乳類というより昆虫に近いのではないか?
人が多すぎる。
こんなに密集して生きるのは、昆虫くらいだ。密集して。黒く狂暴化する
飛びバッタに、変化するんだ。

鈴木。鯨。蝉。アサガオ。
妻の復讐のため。自殺させるのが仕事。一家皆殺しが仕事。押し屋。
それぞれの動きが交錯してゆく。
非、合法的な世界。
混乱と、解放。

僕も生きないと。
生きるためには食べないと。

バカジャナイノー。

面白かった。うーしかし、最後の一行がほんと気になる。いくつかネットで
感想とか書評とか拾い読みしたけれども、すっきり納得ってほどでもないかなあ。
読後感があまりよくない、って感じで、ファンの中でも評価としてはいまいち、
な作品みたいですね。
うーんと私はファンだ!というほどのファンではないし、作品全部読んでるわけ
でもないので断言はできないかなあ。面白かったと思うけど得にいい!と力説
したいわけでもない、というかんじ。
アサガオが素敵だったな~。伊坂作品に出て来るよな、こういう美形風なムード
な感じ~とか思いつつ。他の作品のことをかなり忘れているのだが。。。
いくつかの視点、というか、バラバラだった登場人物たちが交差してくる感じと
かは、『ラッシュライフ』とかも、だったかなあ。『オーデュポンの祈り』とも
似てる、とからしく。ご本人インタビューとか読んだけど、ひとまわりしてきた
感じ、らしい。
読みながら、あ~この人うまくなったな~と感じたさ(^^;最初に オーデュポン
読んだ時は、なんでこの人これでデビューしたんだよ!?と疑問に思ったさ。でも
やっぱり読ませる力とかすごい~とか思ったんだっけ。

鯨もかなり好きだった。私のイメージとしてはレオンのジャン・レノだな~。
鈴木くんがこのあとどうなったのか、ほんとすごく気になる。またいつか、どこかの
作品で出会うことがあるんだろうか。
生きてくれ。
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TITLE: NO.6 #4
AUTHOR: シキ
DATE: 04/13/2006 23:18:16
STATUS: Publish
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BODY:
『NO.6』#4(あさのあつこ/講談社YA!ENTERTAINMENT)

開幕。
紫苑とネズミは、NO.6へ潜入するための手始めに、西ブロックへ快楽を
求めて来る高官を捕らえ、情報を手にした。
ネズミの暴力を見たくない、という綺麗ごとを自覚する紫苑。
それでも。
見たくないんだ。
それでも。
きみを失うことがなによりも怖くて堪らない。

それはあまりにもまっすぐな、愛の告白。

4巻が出たのはしばらく前になりますが、先日図書館で発見。読みました~!!!
もう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっっっっっっ。
たいへんです。
読みながら、身悶えして悶絶死するのか自分、とか思いました。
あまりにも。
それはあまりにもまっすぐな愛の告白。
あー。
あさのさんの書く少年たちは、どうしてこうもまっすぐに豪速球にストレートに
わたしを射抜いてとどめをさしてくれるのでしょうか。

生きろ。
決して離れるな。

たまんないです。

あとがきを読むと、あさのさん御自身につらいことがあったみたい。
それでも。
私はこの物語りが書き続けられるのを待っています。願っています。
傲慢な読者になる。
さあはやくつづきを書いて書いて書いて書いて書いて書いて書いて、私に読ませてください!!!
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TITLE: 犬は勘定に入れません
AUTHOR: シキ
DATE: 04/12/2006 13:21:24
STATUS: Publish
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BODY:
『犬は勘定に入れません』あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
            (コニー・ウィルス/早川書房)

SF?
ミステリ?
ヴィクトリア時代小説?
ロマンス?
そんなこんなのとりまざった、トホホユーモア小説(^^)
かなり分厚く、二段組だし字もあんまり大きいわけじゃないし、というわけで
読みごたえたっぷり。
最初の混乱からひきこまれて、のんびりまったり、でもぐいぐい読めました(^^)

オックスフォード大学史学部のネット・ヘンリーは、第二次世界大戦で消失した
コヴェントリー大聖堂の主教の鳥株を探す時間旅行で疲れきっていた。
レディ・シュラプネルから逃れるため、休養をとるため、ヴィクトリア時代へ
のがれ、簡単な任務をはたしたあとゆっくりするといい、はずだった。

でもゆっくりのんびりなんてしてられないの~。小さな出来事が、どれほどの
大混乱をひきおこすかわからない。歴史に干渉してはならない、はずなのに。
次々齟齬を解消したとおもったらまた、というわけで、タイヘンだね、ネッド。と
同情しながらにやにやして読める。
登場人物それぞれが大仰で素敵なんだ~。
犬のシリルも。猫のプリンセス・アージュマンドも。
執事も。
教授も。
ちょっと前に、ジーヴズものを読んでいたので、そういうネタにもニヤリとできて
楽しかった。『ボートの三人男』犬は勘定にいれません も読んだので、にやり、満足~。
テレンスがやたらなにかと引用してくるんだけども、さすがにそれはついていけない~。
でもすごく楽しい~。

訳者あとがきによると、『ドゥームズデイ・ブック』と姉妹編、て感じの本書らしい。
登場人物が多少かぶるそーです。んー。そっちは読むかなあ、どうだろう。泣けるとか
書いてあると、読む気がうせるな(^^;面白いんだろうけど。
セイヤーズは読んだことないなあ。気になる。読むべきか。うーん。『月長石』という
のも、古典らしいけど読んでないなあ。読むべきか。。ん~。
そんなこんなで、なんかとっても楽しくて満足の一冊でした。
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TITLE: 愛罪
AUTHOR: シキ
DATE: 04/08/2006 22:52:19
STATUS: Publish
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BODY:
『愛罪』(五條瑛/双葉社)

革命小説シリーズ、第5弾。
U。
愛しすぎた。
それは、罪?

ハーシーは、エナに溺れた。
エナは、ヤスフミが忘れられない。大川が許せない。
すみれは、ささやかな学校生活を楽しんでいる。いじめ。いじめられ。
おもしろいよ。と、すみれは言う。
日本を知るにはいいところだ。
日本は楽園なんかじゃないことはわかった。多国籍の仲間ができた。
それでも。
迷わずその人のために死ねる人がいる。
すみれの強さがまぶしい。
うつくしい。

昨日買って帰って、もう我慢できずに一気読み。
面白い~~~~~~。
面白すぎて、好きすぎて、まさにむさぼるように読む(^^)面白い~~~~。
残酷で、容赦なくて、狂うほどロマンチック。
この奇跡のバランスがたまらなくて、読み終わると満足、どころか、早く続きを
読ませてくれ~~~と、禁断症状です。
ファービーじゃなくて、五條中毒~。
サーシャ中毒です。
今回、サーシャは少ししか出てこなくて、亮司もほとんど出てこなくて残念~。
もっと読みたいよー。

あと5巻、出るんだよね。
早く。
早く。
早く私に読ませてくれ。
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TITLE: 数奇にして有限の良い終末を
AUTHOR: シキ
DATE: 04/05/2006 21:27:25
STATUS: Publish
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BODY:
午後、雨がやんでからまたさくらを見に自転車ででかける。
さくらすき。ほぼ満開。
いっぱい散歩してあれこれひとりで考える。

道後公園の、湯築城跡、に再現されている武家屋敷(?屋敷ってほど
立派じゃない感じ。。。)のひとつに、真っ白な人形がいた。
「連歌」をしているさま、の再現だったようで。でも人形がまっしろで~。
なんかこれはヤバイ感じなのでは~、とこわかったおもしろかったです。

『数奇にして有限の良い終末を』(森博嗣/幻冬舎文庫)

読み終わっていたのは先月でした。
感想書いてなかったかなと。
お風呂読書に最適、なこの日記シリーズは、一応これでおしまい。でもまた
モブログだかなんだかで一応エッセイ的なシリーズというのは続いていく
みたいですね。
でもまあ、もういっか、と思う。
これで森博嗣の本買うのは講談社ノベルズだけ、に、しぼって控えていきたい
ところ。。。でもあれももうなんだかどうだかなあと思いつつ。まあ、買うかなあ。
よい読者です(自画自賛)
日記シリーズも、さすがに五年、ですから、新鮮味というのはうすく。
さくさく面白く読んで、いいなー森博嗣の人生。とか眺める感じです。
まあ、そう見えるように書いている、というわけで、実際のご本人がどうなのかは
知らないし知りたいわけではありません。

小説を読むひと、というのは少数派でマイナなのです、というようなことをくり返し
言われているわけで、最初はそうかな?とか思っていましたが、このごろはそうだなあ
と納得しています。
書店でガンガン売れているのは、テレビなんかで話題になったもの、で、今なら
『国家の品格』とか。以前なら『バカの壁』とか。
小説でこういう売れかたをしているものってちょっと思いつかない。『ダ・ヴィンチ・コード』
も売れてると思うけど、これもやっぱりテレビとか映画化とかメディアからの仕掛けが
大々的だし、そんでやっぱり、バカとか国家とかほどの勢いで売れているわけじゃない。
小説よりは、なんか役にたちそうな、かつ読みやすい軽い、的な本が売れる本です。

わたしはマイナな存在でいいや。
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TITLE: アフターダーク
AUTHOR: シキ
DATE: 04/03/2006 22:07:10
STATUS: Publish
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BODY:
『アフターダーク』(村上春樹/講談社)

11時56分。pm。
私たちは見ている。都市の上空から。
デニーズの店内で。
女の子を。
夜を。

久しぶりだな村上春樹。
私は新刊なんか買わないぞーと思っているので、図書館で手にできるまで待ち、
なんだかんだで、けっこうマメに読んでいます。
これも新刊で出たときはいろいろ評判だったと思うけれども、たぶんいくつか
は見たそういう書評のたぐいももういい塩梅に忘れているので、読み終わって、
うう~ん。
なんだろうこれ。。。と、困惑しておしまい、でした。。。
2004年に出ていた本ですね。
ひとつ覚えている書評だかなんだか、で、今どきケイタイを持っていないこと
を女の子のちょっとトクベツな個性として描いているのがどーにも、みたいな
のがあったと思うけれども、あーそれはなんかすごく納得、と思ったので。
読んで、うーん、どうにもこうにも。と思った。
ケイタイを持っていないことに、持っていない当人はさほどこだわりはない
と思うけど、それをなにかトクベツなことのように他人が言うってのがなんか
ちょっと私としてはどうにもダメな感じがする。うーん。ま、もちろん、この
作品の中でケイタイをもっているかいないかってことは全然大袈裟に書いてある
わけじゃなくてほんの一言、な問題なんだけど。

眠り続けているきれいなきれいなお姉さん、エリ。一文字違いのちょっと個性的(?)
な妹マリ。マリは家にいたたまれず、夜をすごす街でいくつかの経験をして
出会いもあって、事態はよくなった、というわけでもないけれども、少し、変化した
んだよ。
という感じ。。。
見ている私たち。視線であるわたしたち、って。何?
うーん。
文学って感じなんだろうか。よくわかんない。というか、積極的にわかりたいとまで
も思えないというか。やっぱりちょっともう私はついていけないんだろうなあと思う。

昔から好きなわけじゃなかった村上春樹、ですが。
舞城王太郎とか、伊坂幸太郎もかなあ。村上チルドレンみたいな感じだったりする
みたいで、そういうのもわかる、というか、そっちのほうが今は面白いと思える、かなー。
かつての村上春樹の世界にそれなりにひかれるところはやはりあったけれども、でも
うーーーん。
やっぱり、好きではない。それは舞城だとか伊坂だとかでも。面白く読むんだけども
好きじゃないー。我ながらなんとも言えない感覚。
たぶん私は萌~とかじゃないとねっ。
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TITLE: 暗闇の中で子供
AUTHOR: シキ
DATE: 04/02/2006 22:11:50
STATUS: Publish
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BODY:
『暗闇の中で子供』(舞城王太郎/講談社ノベルズ)

奈津川三郎。
奈津川家の文系担当?
野崎地獄で百回死ね博司のむちゃくちゃな犯罪がまだきっちり終わってなかった
らしいわけのわからない事件を追いかけることになる。

って。
えーと。
ミステリ???

もう。
ぐちゃぐちゃでハイテンションでメタメタで混乱で面白くておもしろくておもろくて
ぐいぐぎで全然わかんなくってごめんねごめんねもうそれでもいいよおもしろいから。
って。
ほんと、わかんないので、話の筋とかも説明できないなあ。
読め。
読むしかない。
そんでけっこう感動しちゃったり深く突き刺さったりしてくるので、凄くて。

ハンニバルとか、羊たちの沈黙とかもっかい読みなおしたくなるなあ。
『煙か土か食い物』も読み直したくなるなあ。。。うーん。
奈津川家サーガ?
二郎はどーなってんの~~~っ。
奈津川家の話しがもっと読みたいよう。

三郎のペンネームって愛媛川十三ってゆーの?なんか、勝手ながら親近感わく
名前だ。いいなあ。
なにもかも。すごいよー。
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TITLE: 解剖男
AUTHOR: シキ
DATE: 04/01/2006 22:14:06
STATUS: Publish
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BODY:
今日仕事辞めてきました。

というのは軽いジョークですが、ホントにやめてえなあ。

『解剖男』(遠藤秀紀/講談社現代新書)

電車男ブーム便乗のタイトルのつけかたですね~。
解剖オタクは満員電車で解剖しまくり。
脳内で、ね。

中身はかなり真面目で面白かった。
この人解剖が好きなんだなあ。だーいすきなんだな~というのがひしひしと
伝わってきますね。
そんで今、解剖学ってのが危機にあるらしい、というのも。
骨も、柔らかい臓器も、どっちも大切なんだなー。
上野の国立科学博物館、って、いいなー。行ってみたいなあ。
キリンの骨見たい~。

著者、骨とか遺体とかといっしょに写ってる写真がいくつか載ってるんだけど
ものすごくうれしそうです。
微妙に無気味ですてきだ。
水木しげるのマンガみたいだよー。

動物園に行きたいなあ。
まずは生きている動物から。。。
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