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未来9月号

「降る」             千坂麻緒

やわらかく降る雨であるきょうからはひとりであるく私のために

秘密ってあまいことばに酔っていた傘をくるりとまわしてみたり

さりさりと梨をむいては喰らいつくしたたるしるをのどまでこぼし

信じない雨のけはいがわかること心がとおくはなれてること

窓からは見えない雨にぬれてきたおかえりあおいわたしのこいびと

音もなく雨であるらしひとばんじゅう夜があけるまで映画を見よう

AMのラジオのノイズいつまでもたねなし葡萄たべつづけても

アイロンでシャツを乾かすことなどがじょうずになってもう大丈夫

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短歌」カテゴリの記事

Comments

こんばんは(^^)
一首目、二首目、それと五首目が好きです。
シキさんの歌には透明感がありますよね。
そこに限り無く惹かれるのですが、その根源に‘死’を意識させられます。「わたしのあおいこいびと」じゃなしに「あおいわたしのこいびと」という言葉運びのああたりに…^^;

Posted by: 柳原栄三 | September 25, 2005 01:53 AM

柳原さんコメントありがとうございます。
うれしいです〜。
柳原さんのようにインパクトのある強い歌が詠めるといいなと
いう憧れがあるのですが。
自分なりにがんばってゆきますー。

Posted by: シキ | September 25, 2005 11:05 AM

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