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題詠マラソン2004参加作

001:空     空 春のひかり風菜の花の色なにもいわない助手席のひと  
002:安心    試してる答えをきくのがこわいのに安心させてもっと許して  
003:運     運命を口ずさんでる唇のカタチがすごく気になるのです  
004:ぬくもり  ゆっくりと膝にのるにゃあやわらかな重みぬくもり緑の瞳  
005:名前    どうしても名前が思い出せなくて状況証拠を並べるふたり  
006:土     とっときの場所があるんだ得意気なあなたの手には土筆が二本  
007:数学    硬質の手ざわりのする数学のたったひとつの答えをさがす  
008:姫     過剰なるレエスとフリルクラウンの武装の姫に薔薇の祝福  
009:圏外    圏外で棒が三本消えているあの三人はいつも無口ね  
010:チーズ   あんぱんまんワールドでただチーズだけ言葉がなくてペットであるの  
011:犬     ヤだダメだ犬の目をして見つめても最後のバター飴はあげない  
012:裸足    冷えきった裸足の先をくっつけてあったまるまで話す二人寝  
013:彩     いつやめていいのかわからない油彩美術室にはひとり 夕闇 
014:オルゴール 真夜中に儚くなったオルゴールきれいこわいやさしいさみしい 
015:蜜柑    「のど飴」と握らせられた蜜柑味泣きたい気持ち見透かされてる 
016:乱     乱歩って、何がオススメ? 初心者に『芋虫』すすめる小さな意地悪 
017:免許    このたった一枚の紙免許証がわたしの証し認めてください 
018:ロビー   私からせがんだわけじゃありません空港ロビーさよならのキス 
019:沸     あなたには沸騰石が入ってるわたしはすぐにもどかしくなる 
020:遊     今日もまた猫と遊んでばかりいる あなたは魚座でさんじゅうにさい 
021:胃     胃袋はもうないんです私の祖母はゆっくり歩いています 
022:上野    パンダとか、いるの?上野の動物園それよりもっといいことをして 
023:望     一〇〇年後帰ってきたらおかえりと言ってあげたいさいごの望み 
024:ミニ    営業の成績上がった御褒美にあなたがねだるミニチュアの猫 
025:怪談    ほんとうにためしましょうか蝋燭を灯して百の怪談話 
026:芝     七夕の紙芝居は今貸し出し中返却期限は七月七日 
027:天国    誰よりもうつくしかったあなたですあの『天国が降ってくる』ころ 
028:着     空港でいま着いたってメールしてあなたの街で深呼吸する 
029:太鼓    まぼろしの太鼓の音が鳴りやまず 雨 夜 ひとり さわれない棘 
030:捨て台詞  ねえマリオ死んでからなお饒舌なあなたの語る捨て台詞もすき 
031:肌     うつぶせに眠るあなたの肌にふれ残した跡は小さな罪です
032:薬     またひとつ嘘つき自慢してみせる薬を何錠飲んでみたとか
033:半     半分こ 五歳のきみが懸命に割ってさしだすおおきいほうを
034:ゴンドラ  百均のワゴンドラゴドラえもん 消費してゆくみな均一に
035:二重    私の中の無限の時を溜める二重螺旋をゆっくり殺す
036:流     流されてゆくのはきらいきらいです私は叫ぶ愛ではなくて
037:愛嬌    さりげなく愛嬌示してみたいかもぴんと立てたい猫のしっぽを
038:連     この街に連続殺人鬼がいるの ロリィタ少女の真剣な嘘
039:モザイク  虚言癖 いいえきれいなモザイクで埋めつくしたい世界のすべて
040:ねずみ   迷路などいくら上手に走ってもねえぼくはまだただのねずみだ
041:血     血と薔薇と黒いドレスを纏ってもまだ人形になれない瞳
042:映画    牛乳を毎日2リットル買って映画の殺し屋はやさしくて
043:濃     濃紺のプリーススカート制服の重さに耐えて飛ばす自転車
044:ダンス   チベットのモーツァルト という題の創作ダンス踊る女子たち
045:家元    早起きで青年の家元気良くジャージ上下で学ぶ理不尽
046:練     絵的にはいちばん主役だと思う小鳥遊練無もっとねりなり
047:機械    よくできた機械のプログラムなのでモニタの中に永遠がある
048:熱     はじめてのあとの朝には何もかも微熱それからかすかな喪失
049:潮騒    ねむってるあかりは全部消しているあなたの胸の潮騒をきく
050:おんな   指先が触れた瞬間声もなくおんななのだと思い知らされ
051:痛     痛みには慣れているからこのくらい硝子の目をした人形になる
052:部屋    午前四時隣の部屋の住人の悪夢をそっと覚ましてやろう
053:墨     びっしりと経文しるす墨跡に忘れられてる耳を見たいの
054:リスク   リスクなら覚悟してると微笑んでひとのみちからはずれる一歩
055:日記    いるはずのない子の記録書き綴りカテゴリ登録「育児日記」と
056:磨     磨いても磨いてもまだたりなくてたどりつけない夜の真ン中
057:表情    軽蔑の表情をしてもっと見て手は触れないで全部ゆるして
058:八     八つまで数えたところで目をあけた あと二つぶん、叱ってください
059:矛盾    矛盾だと気づいていないあの人の言い訳なんていやいやイヤや
060:とかげ   言うことをちっとも聞かないとかげにはもっと冷たくしてもいいです
061:高台    秘密だよあの高台の楠の根元に埋めた虹とビー玉
062:胸元    胸元に詰まった林檎を吐き出してネクロフィリアの王子を嗤う
063:雷     雷がこわいだなんて。これからはぴかっとなるたびきみを想うよ
064:イニシャル イニシャルを並べて読んださみ〜って、この冬からの合い言葉にする
065:水色    パパママに初めてさよならした春のフェリーで眠る空は水色
066:鋼     鉄鋼で創るオブジェを愛なんて名付けるアンタがだいっきらいだ。
067:ビデオ   このビデオ、呪いが感染してゆくの 微笑みながら泣いているひと
068:傘     もう傘は持たないことに決めました雨が降っても降らなくっても
069:奴隷     なにひとつ縛られてなどいないけど私はずっと奴隷でいます
070:にせもの  にせものはいらないどんなにきれいでももうまんぞくはできないからだ
071:追     くるくると紐を追っかけジャンプしてにゃんこよ私もとても楽しい
072:海老    海老だってきっと何かを考えていたのだ海に暗い月影
073:廊     北校舎南校舎をつないでる渡り廊下にたまるまいにち
074:キリン   よく晴れた高い空にはよく似合うキリンの前で抱くかなしみ
075:あさがお  雨らしい まだ暗い朝あさがおは雫を溜めてこぼすであろう
076:降     こんなにもわたしの胸にいとしさを降りつもらせるあなたの指は
077:坩堝    ル・クルーゼ坩堝という名の鍋なればみんなまとめておいしくなーる
078:洋     ふわふわでひらひらリボン大好きなお洋服なら守ってくれる
079:整形    稽古着の乱れたままに耐えており整形外科の待合室に
080:縫い目   永遠に乙女であれと猫を抱く避妊手術の縫い目も消えて
081:イラク   イラクでの人質事件祭りにし どんな歌なら届くのだろう
082:軟     軟弱者! セイラさんにならもっとぶたれてもいい もっと、強く
083:皮     アボカドの皮をどうやってむくか知ったわたしは大人になった
084:抱き枕   ゆるやかな魅惑の曲線抱き枕名前をつけるのはやめておく
085:再会    再会の約束はもうしないまま「バイバイまたね」上手に言えた
086:チョーク  折れやすいチョークがあったかまわずに正しいはずの答えを書いた
087:混沌    「カレーだし」母はすべてを言い訳に切り刻みこむ鍋の混沌
088:句     右の句の意味としてあてはまるもの選んで記せ 愛だろっ愛
089:歩     身長差21センチのあなた歩く速度はあわせてくれる
090:木琴    木琴のリズムで駆けてくるにゃんこすりすりとしてごはんをねだる
091:埋     薔薇の木に埋めた秘密のしたたかさ淫らに紅い薔薇の花咲く
092:家族    このねこもこの犬もこのサボテンもみんな家族でさみしくないの
093:列     渋滞の車列のライト滲ませる雨雨、どうぞ無事に帰って
094:遠     あと5分 遠くへ行ってしまう人なんにも言えず見つめて送る
095:油     きんいろの午後のひかりがうすれてく油絵を描く部室にふたり
096:類     ナベゾームゆっくり歩く鼻行類その手触りは幻である
097:曖昧    曖昧な答えならもういらなくて優しい嘘に疲れた指輪
098:溺     全身が驟雨に打たれ原付きのヘルメットの中溺レル我ハ
099:絶唱    フレディの絶唱をきく世界にはまだ絶望も希望も消えず
100:ネット   モニタからネットの歌があふれてる鳴り響けこの数多の空に

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俳句

相変わらずのひとりごと覚え書き。

バルトの、「白いエクリチュール」
それを俳句に見い出した、とかいうのはすごく納得。。。
今土曜日の地元新聞に、キッズ俳句コーナーがあるけど、こーゆーのなんか
無垢なる白さと思いたくなるよーな気がする。
白いエクリチュール、禅だし俳句だろうなあと、読んでいて思ったけど。
短歌は長過ぎる。
最初のことろは短歌短いと思ったけど、今でも短いと思うけど、でも
やっぱ俳句の短さ、切れのよさはものすごいと思う。
でも、俳人として、句を作り続ければそれはもうきっとあっというまに白さは
汚れてしまうんじゃないだろうか。。。
白いエクリチュール って、継続は不可能なんじゃないの。
その不可能性が美だ、という気はするけど、同時に絶望だなあ。
厳しいじゃないのバルト。

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写真

わかりにくいでしょうがどんぐり。
それと石の鋭角〜。041125_133401.jpg
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天高く

ちょっとコンタクトを買いに出ただけのつもりが、
あまりに快晴、なのでそのまま散歩しよーかなーと思った。
てくてく行くうちに、お城山でも登るかーとおもいたち。
うーんこの運動不足の我が身にはキツい(^_^;)
しかしお昼休みにちょっと登った、てなおじさんたちとたくさんすれ違う。
う、うーん(^_^;)あかんやんワタシ。
ほんとに気持ちよい散歩できてよかったー。
どんぐりいっぱい落ちてきたよ。041125_125301.jpg

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覚え書き

ほむらさんの登場ってポスト・モダンって感じーだったのかなあ。
(勝手な推察)
かっこいい〜。
つーか短歌研究の11月号は、13年前の対談をうけて、という流れ
なんだけども、一体誰が13年前の対談をくっきりはっきり覚えているの?
原稿依頼されたりしてる人々にはそのムカシのハナシが参考資料?に
渡されているみたいなんですが、てことは編集部にはテキストがあるわけで
(当然だね)だったらなんでこの企画にあわせて再掲載しないんだよー。
読んでるこっちはそんな昔の事は知らねーんだよー。ばかー。つーか
不親切すぎると思うんだよねえ。あきらかにそのムカシのハナシと対比しての
今回の企画だろーに。
それとも歌壇のみなさまは当然のよーにそういうムカシのハナシを自分の
手元に持ってるの?
わかんねえなあ。。。。

『現代思想のパフォーマンス』(光文社新書)読みかけ。
まだバルトまでしかいってないけど。
うう。
やっぱ私の思ってた「作者の死」ってかなりいいかげんだったなー。全然違ってた?
でもまあ。。。超越的な作者の死を!読者の快楽を!というのはまちがってなかった、
と、思う。。。一応。。。
でもまあ。。。うーんと。
でもでもまあ、そういう解釈も恣意的でいい、って、ほらソシュールで。シニフィアン
とシニフィエの結びつきは恣意的なもの。。。
ってそういうことじゃナイか。
次はフーコー。
うーん。ソシュール、バルトは自分でも一応、ほんっっとに一応、ちょっっっっとだけ
かじったことあるけど、フーコーになるともうホント手付かずだ。
いきなりこんなガイド読んじゃっていいかなあ。。。。まあガイドからじゃないと
ムリかなー。うー。
この難波江というひとと内田というひとを信用していいのかワタシ!?
でも理論の解説があって、実践があって、とても面白くて読みやすい。
やっぱバルトってかっこいいいいいなああああ。
やっぱホモセクシャルだから。って写真は思い浮かばないなあ。。。まあいっか。

ハンサム本物の戦場のピアニストとして話題?の、マキシムとゆーピアニストのアルバム
を買ってみた。
『ヴァリエーションズ』
戦場のメリークリスマス とか、 ボエミアン・ラプソディ もはいってるというのを
ちょっと楽しみにしていたんだけど、こ、これは。。。ちょっと期待しすぎたか(^^;
もっとピアノ一本でがっちりくるのかと思ったよ。
ピアノがあんまり聞こえないんだけどーーーー。
ピアノソロが聞きたい。。。あ、本人確かにきれいな青い目だったりスタイルもよさそう
で顔もきっぱりしててハンサム(^^)

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よっ!勝海舟

またしてもパソの不調がヒドい…。
というわけでケータイから。
新撰組!出てましたね野田秀樹〜☆勝先生〜☆
うーんさすが。
なんなんだあの味わい。
お話しはやはり切なく…。山崎さーん(>_<)
江戸に戻って、でも幕府はなくなり。
容保公がまた切ない。筒井くんもほんとすげーいいよなあ。
土方さんのものまねには脱力したが(^_^;)
来週も見ねば!

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ケータイ短歌

眠らなくちゃいけない夜なのにケータイ短歌。
明日は朝から閉店まで、12時間ほどの勤務なのにさー。
ほむらさん見たいので見ました。
ほむらさんが選ぶ歌はやっぱぐっとくる。
うまいひとはやはりうまいんだなあ。
感度、感度。感度がいい、とほめてらっしゃいましたが。
やはり感度を上げて行かないと。。。

しかしやっぱどーしてもこの番組つくりにはついていけない。。。
この番組はきらい。
でもほむらさんは好き。
どーしたらいいのだ〜。と、勝手なことを思いながら
ジタジタと見ていました。
ちなみに今回だしてみましたが、やはりものすごく恥ずかしい。
もちろん読まれてません。
あんなの出さなければよかった。。。うう。すいません。。。

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プロムナード現代短歌

11/13日、名古屋へ行ってきました。
かなり無理めの日帰りですが(^^;でも行ってよかったー。

鼎談「インターネットと現代短歌」
藤原龍一郎、栗木京子、萩原裕幸

鼎談「コラボレーションと現代短歌」
加藤治郎、佐藤真由実、天野慶

朗読実演
東直子 
正岡豊&飛永京

鼎談「朗読と現代短歌」
穂村弘、正岡豊、東直子

というプログラム。
第一部、題詠マラソンの話しに始まって、かなり長めになってとても
面白かったです。
すごーい。
こわい(^^;
題詠マラソンの話しメインという感じだったので、とっても興味深く聞きました。
心の中で反論、賛同しつつ。面白いなー。

朗読、というのを聞くのが私はこれが初めてで、とても楽しみだった。
東さんはイメージを裏切らない、とてもきれいな澄んだ世界をきかせてくださいました。
正岡さんと飛永さんのは、テキストを見て自分の頭の中で読むのとはかなりチガウもの
でした。
面白いー。すごー。

最後の鼎談はまた深い問題を投げかけて下さって、また心の中であれこれ反論賛同
しつつ。
んもーすごい面白いっ。
ほむらさん素敵〜。うっとり。

ほむらさんにサインをいただけて、お話させてもらってもう最高に舞い上がって
幸せでしたー。ありがとうございます。

五十嵐さんはじめ、梨の実の歌会で御一緒させていただいた方にも御挨拶させて
もらって、うれしかった。
たくさんのひとのパワーにふれさせてもらった贅沢な一日でした。
久野はすみさんと道中御一緒できて、まさに、早朝から深夜まで、短歌のこと
いっぱいいーっぱい話して、めちゃめちゃ楽しかったです。
素敵なイベントをありがとうございました。
こういう場にいけると、ますますがんばろう〜がんばるぞ〜うぐぐー!という気が
盛り上がります。
負けないぞー。

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わんこ

なかなかじっとしてなくて、写真が撮れない子犬(^_^;)
菊の枝をがしがし噛んでますー。
あまがみで私もよく噛まれてるけど、イタいよ…。041110_155701.jpg
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